myherbs’s diary

気軽に楽しんでいただけるハーブや薬膳を紹介していきます。

10月のおすすめハーブティー

10月のおすすめハーブティーを紹介します。

気軽に美味しくハーブティーを楽しみましょう。

 

ローズヒップ

ビタミンCの爆弾とも言われるローズヒップ

ローズヒップと酸味のあるハイビスカスとのブレンドは、酸味がきついと感じる方が多いハーブティーです。蜂蜜などの甘みを加えると飲みやすくなり、毎日の元気とキレイに役立ちます。

ポンパドールのハーブティーはスーパーでもよく見かけます。

通常の3倍程の濃いハーブティーを抽出、多めの砂糖を加えて溶かし、レモン汁を加えると簡単コーディアルの出来上がり。水で数倍に薄めて飲むと酸味がやわらぎ美味しいですよ。炭酸水で割るのもおすすめです。

コーディアル材料

ローズヒップはそのまま食べることもできます。丸ごといただけて、とっても体に嬉しいですよね。サラダにトッピング、ヨーグルトに加えたり工夫次第で色々楽しめそうです。

季節の変わり目に、ローズヒップで毎日の元気とキレイを目指しましょう。

 

生活の木のおいしいハーブティーシリーズは、ハーブティー初心者の方におすすめです。

寒暖差がある季節にぴったりな3個セットです。

キャラメル ルイボス

ルイボスを加えた優しい甘みのハーブティー、ミルクティーにして蜂蜜を加えるのもおすすめです。

マヌカハニー ジンジャー

マヌカハニーの優しい落ち着く味わいです。乾燥が気になる時に飲みたいハーブティーです。

エキナセア オレンジ

オレンジの香りにシナモンがスパイシーです。風邪の季節に人気のハーブティーです。

 

 

種類豊富な「おいしいハーブティー」のシリーズで、気軽にハーブティーを楽しみましょう。可愛いパッケージで選ぶのも楽しいのでお気に入りを探してみてください。

個包装になっているのは保存するのに嬉しい。お気に入りをお友達に少しづつプレゼントすると喜んでもらえますよ。

温かいハーブティーで心と体がほっこり、毎日の元気を目指しましょう。

 

 

植物化学(フィトケミカル)成分とハーブティーについて

ハーブティーには、植物が持つ様々な成分が溶け込んでいます。ハーブにはビタミン、ミネラル、機能性を持つ植物化学(フィトケミカル)成分などが豊富に含まれます。ハーブティーを飲むことで、身体に栄養を取り込むことができ、心と身体のバランスを摂ることに役立ちます。今回は植物化学成分とハーブティーについて紹介します。

        

 

植物が自分を守る植物化学(フィトケミカル)成分

植物には光合成の過程で作り出す、植物化学(フィトケミカル)成分が豊富に含まれています。植物の苦味は、自らのために害虫を遠ざける成分です。花の色素成分は、植物にとって役立つ昆虫を引き寄せたり、有害な紫外線から植物を守る役目があります。樹皮などに付けられた傷を治すタンパク質を固める成分なども植物には含まれています。植物が自分の体を守ったりケアしたりするために作り出した様々な植物化学(フィトケミカル)成分がハーブティーには溶け出しています。

            

ハーブの主な機能

抗酸化作用

植物は光合成を行う上で、活性酸素を発生させる紫外線を浴びることを避けることはできません、そのため生体防御反応として抗酸化作用を有する植物化学(フィトケミカル)成分を作り出します。ハーブに含まれる抗酸化成分は、酸化を抑制する働きがあるため生活習慣病予防、老化防止などに役立ちます。

生体防御機能の調節作用

人間が心身のバランスを保つために備わっている機能を調節する植物化学成分が、ハーブには含まれています。免疫を高める作用、ホルモンの分泌を調節する作用、自律神経を整える作用があります。

薬理作用

炎症を抑える作用、痛みを抑える作用、神経系を鎮めてリラックスする作用、筋肉の緊張を和らげる作用など明らかな薬理作用を示すものがあり、医薬品に応用されています。ハーブに含まれる成分の量は少なく、多様な成分が相乗効果で薬理作用を示すところが医薬品とは大きく異なります。(日本ではハーブは食品です)

抗菌作用、抗ウイルス作用

植物は身を守るために生体防御機能として、抗菌、抗ウイルス、抗真菌作用を有する植物化学成分を分泌します。こうした成分を感染防止などに役立てることができます。

栄養素の補給

植物はビタミン、ミネラル、食物繊維、糖質、タンパク質、必須脂肪酸など多くの栄養成分を含みます。例えばローズヒップはビタミンCを多く含み、マルベリーは亜鉛を含みます。

代謝促進作用

植物には利尿、発汗、消化などを促進する作用がある植物化学成分が含まれます。代謝を高めることで体内の環境が改善されます。

植物化学(フィトケミカル)成分の相乗効果

一種類のハーブに含まれる植物化学(フィトケミカル)成分は数百から数千にものぼります。それらが互いに相乗効果を発揮するところが、単一成分で構成されている医薬品と大きく違うところです。

例えば、エルダーフラワーはフラボノイド配糖体の利尿作用とカリウムの利尿作用が相乗効果を発揮します。

エルダーフラワーの過去記事はこちら↓

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心にも身体にも作用する効果

一種類のハーブで心と身体の両方に同時に働きかけることができます。

例えばジャーマンカモミールは胃の不調を改善する効果と、神経を沈めストレスをケアする効果があります。精油とフラボノイドによるもの。

ジャーマンカモミールの過去記事はこちら↓

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五感に働くハーブティー

ハーブティーを飲むことで、五感を通じて脳に届けられるたくさんの情報が心身に効果をもたらします。一つのハーブで様々な効果が期待できるので、このハーブはこれにと決めつけずに、その日の気分で、香りや色などからハーブを選ぶのも良いですね。ハーブを淹れる音、香りを楽しみ、ゆっくり味わう時間を楽しむことで気分がリフレッシュできます。

ハーブティーの働き方

ハーブティーは優しく、ゆっくり心身に働いてくれます。医薬品のように強力に作用するものではありませんが、医薬品のような副作用などはほとんど心配ありません。生活の中に取り入れることで、健康や美容の助けになります。コーヒーや紅茶をよく飲む方は、夕方以降はハーブティーにするとか、夕食後はハーブティーでリラックスした時間を持つなど生活にハーブティーを取り入れてみてください。

 

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一人分のハーブティーを淹れるのにとても便利でおすすめです。

 

私はコーヒーも大好きですが、年と共にカフェインがあまり得意ではなくなってきたようで、夕方以降はノンカフェインのハーブティーを飲むようにしています。仕事や子育てなどでイライラした時コーヒーも良いですが、ハーブティーは心身ともにリラックスできますよ。

ハーブとして扱われているものだけでなく、もちろん野菜にもたくさん植物化学(フィトケミカル)成分が含まれています。野菜を中心としたバランスの取れた食事をとることが大切ですね。

ハーブティーを日々楽しみ、植物化学(フィトケミカル)成分の恩恵により心身の健康を目指しましょう。

 

血糖値が気になる、老化が気になる方におすすめハーブ

食後血糖値の急激な上昇を抑え〜CMで最近聴く言葉ですが、調べてみると桑の葉を緑茶に加えているものがありました。今回はマルベリーリーフ(桑の葉を紹介します。血糖値が気になっている方、暴飲暴食をしてしまう方、最近急に老けてきたと感じる方におすすめハーブです。

              

 

食後の血糖値が高いとどうなるの?

長年の生活習慣によりインスリン(糖をエネルギーに変換する。血糖値を下げるホルモン)の効きが悪くなっている方、糖質多めの食事で急激に血糖値が上がって下がってを繰り返している方は血管を痛める可能性があります。急激に血糖が上がってインスリンが大量に出ると、今度は低血糖となり眠気やふらつき集中力の低下が起こります。

糖質を毎日過剰に摂る生活は、食後高血糖になり血液中に糖が溢れた状態になります。糖が過剰であれば体内のタンパク質と結びつき糖化が進んでしまいます。この糖化によりできる物質が、AGEs(終末糖化産物)で、肌や血管、脳細胞、筋肉の細胞など体中のタンパク質でできた組織が劣化してハリや弾力を失います。全身の老化が進んでしまいます。

マルベリーについて

学名:Morus alba 和名:クワ 科名:クワ科

Morusはケルト語の黒に由来し、完熟した紫黒色の実はジャムや果実酒の原料として用いられてきました。根皮は「桑白皮」として日本薬局方に収載され、去痰や降圧作用があります。

桑の葉は、カイコが食べる葉っぱとして知られています。鎌倉時代には栄西禅師が「喫茶養生記」で桑の葉を取り上げ、飲水病(現在の糖尿病)に服用を勧めています。マルベリーの葉に含まれるDNJ(デオキシノジリマイシン)は二糖類分解酵素であるαーグルコシダーゼの働きを阻害し、食後の血糖の上昇を抑えるため、糖尿病や肥満、生活習慣病の予防に役立ちます。小腸でブドウ糖に分解されなかった糖はそのまま大腸へ送られ、腸内環境改善に役立ちます。

            

マルベリーリーフ(桑の葉)の主な成分と効果

血糖値の上昇が緩やかになることで糖化が抑制され、老化予防が期待できます。腸内環境が改善されることで整腸作用をもたらします。生活習慣病の予防に効果的で、栄養が豊富なハーブです。

まれに腹部膨満感(お腹が張って苦しくなる)ことがあるので注意が必要です。

         

マルベリーティーの飲み方

食前に飲むのが効果的。後から食べる食事の糖質の吸収にアプローチして、血糖値の急上昇を抑えます。食事中でも効果が期待できます。マルベリーの葉を粉末にしたものは、抽出したものより更に効果的に摂取できますよ。

緑茶とブレンドするのもおすすめです。

緑茶についての過去の記事はこちら↓

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ハーブティーやお茶を簡単に淹れることができてとても便利、おすすめです。

食事も気をつけよう

野菜やキノコ、豆類などは食物繊維が含まれているため、食事の最初に食べることで、吸収を緩やかにし血糖値の急上昇を防ぐ効果が期待できます。食べる順番が大切です。

一汁三菜、バランスが取れた食事を摂るように心がけましょう。

ラーメン、カレーライス、パスタ、ケーキなど炭水化物や甘いものが多い「糖質漬け」のような食生活を続けると体内に余分な糖が溢れ糖化が進みやすくなるので、食べる回数や量に気をつけましょう。

日々ハーブティー

食後の血糖値の上昇を緩やかにするだけでなく、栄養豊富なマルベリーティー。毎日毎食栄養バランスの取れた食事を摂るのは難しいですよね。マルベリーティーを是非取り入れて健康を目指しましょう。老化予防、健康サポート、リラックス、日々の生活にハーブを活用してほしいと思います。

 

 

 

免疫力を高めるのにおすすめハーブ

朝晩涼しくなってきました。寒暖差によって風邪をひいてしまっている方も多いようです。気温と湿度が下がると、風邪などのウイルスにとっては活動しやすい環境になります。とても暑かった夏の疲れで免疫力も下がっていることも。今回は免疫力を高め、風邪やインフルエンザなどを予防するハーブ、エキナセアを紹介します。

 

エキナセアについて

学名:Echinacea angstifolia,E pallida,E purpurea

キク科のエキナセア属の中でもメディカルハーブで用いられるのは上記3種類です。

夏から秋にかけて紫色の花を咲かせます。花の中央がトゲのように見えることから、ギリシャ語でハリネズミを意味する「echinos」を語源としてエキナセアと名付けられました。中心から放射線状に広がる花びらが日に日に垂れ下がっていき、その姿がバレンと呼ばれる江戸時代の火消しが用いた纏いの飾りに似ていることから、「ムラサキバレンギク」という和名になったそうです。

エキナセアは北米の先住民が最も大切にしたハーブで風邪や伝染病の治療に用いられました。1800年代にはアメリカで治療薬として使われるようになり、エキナセアに対する注目が高まりました。その後19世紀末にヨーロッパに紹介され栽培が始まり、戦後はドイツを中心にエキナセアの科学的研究が進められ、免疫機能を高める作用や抗ウイルス作用などの有効性や安全性が確認されました。現在イギリスやドイツではエキナセアを医療用に取り扱っており、アメリカではサプリメントも流通しています。

エキナセアの作用

  • 免疫機能を高める
  • 抗菌、抗ウイルス作用
  • 抗アレルギー作用
  • 炎症を抑える作用
  • 外用で傷を治す

エキナセアの嬉しい効果

  • 風邪やインフルエンザを予防する効果
  • 花粉症などアレルギー症状を緩和する効果
  • 尿道炎、膀胱炎などの泌尿器系のお悩みに効果的
  • 治りにくい傷を改善(外用)

次の方は飲まないようにしてください

キク科アレルギーの方

結核白血病膠原病多発性硬化症エイズHIV感染およびその他の自己免疫疾患のような進行性疾患(ドイツでハーブを医薬品として利用する際の安全性などを承認する機関、ドイツコミッションE)

服用する時の注意事項

ドイツコミッションEモノグラフでは使用期間を8週間以内としているので、1日3回など医薬品のように服用継続する場合は注意してください。

イギリスの医薬品に関する機関では、12歳以下は禁止、ドイツコミッションEでは6歳以下1/2としています。(ハーブを医薬品として使用)

小さいお子さんは控えめにするようにしてください。

エキナセアハーブティー

草の香り、独特な風味があります。飲みにくい場合は他のハーブとブレンドするのがおすすめです。風邪の予防や風邪気味の時にはエルダーフラワー、疲れた時や乾燥が気になる時はローズヒップやハイビスカスがおすすめです。

エルダーフラワーについての過去の記事はこちら↓

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エキナセアのチンキ

秋冬に向けて、うがいにも使えるエキナセアチンキを作りました。

チンキとは有効成分をアルコールで抽出する方法で、水溶性と脂溶性の両方の成分を取り出せます。

材料

エキナセア 4g、ウォッカ 100ml

作り方

  1. 消毒済のビンにエキナセアを入れ、エキナセアが完全に浸る量のアルコールを注ぎ、瓶の蓋を閉めます。(日付ラベルを貼ります)
  2. 1日に1回、ビンを振って中身を混ぜながら、2週間つけ込みます。
  3. 茶漉しやコーヒーフィルターなどを使ってこし、保存容器に入れます。
  4. チンキ数滴をカップ半分の水に垂らしてうがいをします。またはお湯、ハーブティーや紅茶などに数滴たらして飲用。水で4から10倍に薄めて傷口に使用します。

保存期間は冷暗所で1年です。

まとめ

免疫を高めるハーブエキナセアは草っぽくて少し飲みにくいかもしれませんが、他のハーブとブレンドしたり、チンキを紅茶などに垂らすことで美味しく、エキナセアの恩恵を受けることができます。はちみつを加えると潤いアップ、美味しくておすすめです。ハーブの力を借りて元気に過ごせるといいですね。

 

 

若さを取り戻すと言われているハーブ

「若さを取り戻すハーブ」とっても気になりますよね。永遠の青年を意味する「万年郎」とも言われるローズマリーは、強力な抗酸化成分が含まれ、アンチエイジング作用など様々な効果が期待できます。料理などにも使われる身近なハーブ、ローズマリーを紹介します。

 

ローズマリーとは

シソ科マンネンロウ属、地中海沿岸が原産の植物です。小さく細長い葉に清涼感のある独特な香りがし、たっぷりと芳香成分を含んでいて、「精油」により葉を触るとベタっとします。

学名は「Rosmarinus officinalis」、Rosmarinusはラテン語で海のしずくを意味します。青色の小さな花を咲かせることが由来です。聖母マリアが、青いマントを白い花が咲くローズマリーの木にかけたところ、花が青色に変わったことから、この木のことを「マリアのバラ」ローズマリーと呼ぶようになったという伝説があります。

古くから世界中で親しまれ、古代ギリシャでは神に捧げる植物として重んじられ、学生達には記憶力を良くするハーブとして知られていました。ハンガリーの王妃がローズマリーを使ったハンガリアンウォーターのおかげで、元気と若さを取り戻したそうです。

 

 

ローズマリーの嬉しい効果

含有成分:精油(シネオール、αピネン、カンファー、ボルネオール、ベルベノンなど)、ロスマリン酸、クロロゲン酸、カフェ酸、カルノソール、ロスマノール、ルテオリンなど

注意が必要な方

妊娠中の方、高血圧、てんかんの持病をお持ちの方、小さいお子さん

 

ローズマリーハーブティー

ローズマリー独特の香りと少し苦味があります。血液の循環を良くしてくれるので、冷えを感じた時や肩こりの時におすすめです。心身の疲労を感じた時に飲むとリフレッシュできます。飲みにくい時は、ペパーミントやレモングラスなどとブレンドがおすすめです。紅茶に加えても飲みやすいと思います。(ハーブティーは食品です)

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一人分のお茶やハーブティーを淹れるのに便利です

 

ローズマリー精油

ローズマリーは同じ種類の植物でありながら、精油の構成成分が大きく異なります。成分として3タイプあり、それぞれ特有の香りや作用があります。アロマテラピーで使う時は、レモンやレモングラスゼラニウムなどの精油ブレンドするのもおすすめです。

  • シネオール:刺激が少なくすっきり爽やかな香り。
  • カンファー:刺激的でシャープな香り。
  • ベルベノン:スーッとする爽やかな香り。

ローズマリーの様々な使い方


ローズマリーティーアロマテラピーだけでなく、料理では肉や魚の臭み消しに、オリーブオイルに漬け込んでハーブオイルにすると、いつもの料理を手軽にランクアップできます。小袋に入れてクローゼットに吊るしたり、リースにして飾ると爽やかな香りが楽しめます。私は息子が受験の時、ローズマリースプレーを作って、子供部屋に振りまいていました。

鉢植えのローズマリーを育てて使うのもいいですね。地植えにすると切っても切ってもどんどん育ちますよ!私の家のローズマリーは大変なことになっていて、とても使いきれません。

今後、ローズマリーの様々な使い方を詳しく紹介するブログも書きたいと思っています。

私の家のローズマリー

まとめ

ローズマリーには強力な抗酸化作用を持つロスマリン酸をはじめとする様々なポリフェノールが含まれます。多く含まれる精油の香り成分は、集中力を高めたりリフレッシュするのに役立ちます。

若さを取り戻すハーブと言われるのも納得できますね。気軽にホームセンターなどでも購入できるローズマリーを育ててみてはいかがでしょうか。私も元気に育ってくれているローズマリーをもっと活用したいと思います。

 

 

 

急なのぼせや汗、なんとかしたい時のおすすめハーブティー

今年の夏は暑かったですね。まだ暑い。アラフィフ、更年期真っ只中の私はとうとうホットフラッシュ?それともみんな暑いの?クーラーが効いて涼しいなと思っていると急にカーっと上半身が熱くなったり、クーラーを効かせて寝ているのに朝方急に熱くのぼせて起きてしまったり。このような症状に効果的なハーブを紹介します。

 

ホットフラッシュとは?

40代後半から50代の更年期によく見られる上半身や頭部が突然カーっと熱くなったり、大量の汗が出たりする症状です。女性ホルモンのエストロゲンの減少による自律神経の乱れに加え、ストレス、寝不足、運動不足など生活習慣の乱れによって起こります。更年期でなくても、ストレスなどによる自律神経の乱れにより症状が出ることがあります。

 

  

おすすめハーブはセージ

セージに含まれるサルビアタンニンには収れん作用や発汗を抑える作用があり、ホットフラッシュの予防や改善、寝汗の緩和に役立ちます。女性ホルモンに似た働きを持ち、ホルモンバランスを調整することにより症状を緩和します。

セージの様々な作用と効果

  • 喉の腫れ、咳痰の緩和
  • 歯肉炎、口内炎の予防改善
  • 消化促進
  • 発汗抑制、母乳分泌抑制
  • 月経障害、更年期の諸症状の改善

抗酸化、抗菌、抗真菌、収れん作用などにより様々な作用があり、全身の健康を守る長寿のハーブとも言われます。

セージの種類

今回紹介している、お茶におすすめセージは、Salvia officinalis(コモンセージ)です。

アロマテラピーでは、Salvia sclarea(クラリセージ)精油を使います。

ヨガや瞑想にお香のように焚くものは、Salvia apiana Jeps(ホワイトセージ)です。

汗を抑えたい時のハーブティーの服用方法

発汗などには熱湯で5分ほど抽出した後、冷ましてから飲むようにしてください。前回紹介したこもった熱を冷ます作用がある緑茶とブレンドすると飲みやすくなります。(ハーブティーは食品です)

 

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注意事項

高用量の3週間以上の連続使用は避けてください。

妊娠中、授乳中の方は使用を避け、糖尿病や高血圧、てんかんなどの持病がある方は注意が必要です。

 

 

ホットフラッシュの漢方の考え方

足元が冷えているのに、上半身にのぼせなどの熱さを感じる場合、体の上下の「寒熱」のバランスが乱れている状態です。お腹や足首を冷やさないようにしましょう。自律神経の乱れ、食生活の乱れ、更年期障害など様々な要因から起こります。

皮膚や目、髪の乾燥を伴ってのぼせがある時は、陰虚」と言って、潤いや余分な熱をさます体の中の必要な水分血液などが足りていない状態です。目を使いすぎない、十分な睡眠をとることが「陰液」(体に必要な潤いや水血)を体の中で作ることに役立ちます。

 

まとめ

セージは様々な作用があり、タンニンの収れん作用により汗を抑えたり、女性ホルモンに似た働きによりホルモンバランスを整えることで更年期から来るホットフラッシュを緩和します。セージのすっきりとした香りはリフレッシュでき、自律神経を整えます。食事、運動、睡眠を見直すことが大切で、更年期の方は、大豆製品を積極的に食事に取り入れることも効果的ですね。

更年期は10年ほどにわたると言われています。私はそろそろ折り返しかな。ハーブやアロマ、薬膳など漢方も取り入れて笑顔で乗り切りたいと思います。

 

緑茶の健康効果について

緑茶は昔から日本人に一番親しまれてきたお茶です。最近は急須を使ってお茶を淹れることはなくても、ペットボトルでよく飲まれている方は多いのではないでしょうか。生活習慣病を予防したり、リラックス効果など多くの健康効果が検証されている緑茶について紹介します。

 

緑茶とは

お茶の歴史は中国から始まり、世界中に広がりました。宗から帰国し、日本に茶を伝えた栄西はその著書「喫茶養生記」に茶の効用を「茶は養生の仙薬であり人の寿命を延ばす妙術である」と記しています。

ツバキ科の学名Camellia sinensis、英名Tea、チャの葉部の不発酵茶が緑茶(グリーンティー)です。半発酵が烏龍茶完全発酵したものが紅茶です。寒さに強い中国種と寒さに弱いアッサム種に分けられますが、緑茶は中国種が起源です。アッサム種に近い品種にはべにふうきがあります。



緑茶の気になる成分と作用

カテキン(タンニン)

緑茶の産地、静岡県では胃がんの発生率が全国平均より低いという調査結果から、茶の機能性について研究が始まり、茶に含まれるカテキン類が注目されるようになりました。代表的なものは「エピガロカテキンガレート」「エピガロカテキン」「エピカテキンガレート」「エピカテキン」の4種類です。

活性酸素の除去による脂質酸化抑制、血中コレステロール抑制、血糖抑制作用が知られています。茶カテキンの50%を占めるエピガロカテキンガレートは研究が進んでいて、抗酸化ストレス、抗発癌、βーアミロイドの生成抑制、動脈硬化抑制、インフルエンザウイルス感染抑制作用等が報告されています。抗菌作用、下痢を抑える効果も。メチル化されたメチル化カテキンは抗アレルギー作用があることがわかっています。

カフェイン(アルカロイド

中枢神経を興奮させる作用によって覚醒作用があります。筋肉中のブドウ糖よりも脂肪をエネルギー源として利用するようになり、持久力が向上します。利尿作用もあります。

テアニン(アミノ酸

脳や神経細胞の興奮を抑えてリラックス効果があり、ストレス緩和や睡眠の質を改善する効果が期待できます。テアニンの研究では、摂取後40分位で副交感神経が活性することがわかっています。

緑茶の嬉しい効果

  • 生活習慣病の予防、ダイエット効果
  • 免疫力の向上
  • リフレッシュ&リラックス効果
  • 抗アレルギー(べにふうきがおすすめ)
  • むくみ改善
  • 下痢症状の緩和
  • 虫歯や口臭予防
  • 美肌効果(ビタミンCをはじめ、ビタミンミネラルも豊富)

注意が必要な方

気管支を広げる薬、中枢神経を刺激する薬を服用中の方は注意してください。カフェインが苦手の方、妊娠授乳中の方、お子さんは飲み過ぎないようにしてください。

 

緑茶を淹れる温度で味や成分が変わります。

  • テアニン(旨み成分)は低温、10度以下でも溶け出します。
  • カテキン(エピガロカテキンガレート)(渋み成分)は60度くらいから溶けだし、80度以上の高温で抽出しやすくなります。
  • カフェインは高温になる程多量に溶け出します。

熱湯で短時間の抽出ではまず先にカフェインが溶け出し、長時間でカテキンが徐々に溶け出します。カフェインとカテキンは結合するため、時間を置くと興奮作用は低下します。

緑茶は淹れる温度によって、味も成分も変わってくるので、生活習慣病予防やダイエット効果を期待する方は高温でエピガロカテキンガレートやカフェインを多めに抽出するといいでしょう。

リラックス効果を期待したり、緑茶の旨み成分をじっくり味わいたい方、カフェインが苦手な方は低温で抽出するのがいいでしょう。

粉末で緑茶の成分をまるごと摂るのもいいですね。

 

薬膳漢方での緑茶の考え方

緑茶は涼性で体にこもった熱を冷まし、頭をすっきりさせる作用があります。消化を促し熱を冷ますので、食後のお茶に最適。水の流れが滞っている方に、水分を排出する効果があります。喉の痛みや皮膚の炎症を和らげます。

 

緑茶を一服

緑茶には様々な成分が含まれ、様々な効果があることがわかっています。紅茶の国イギリスで、健康のために緑茶を飲む方が増えているとか。(紅茶は発酵しているので効果減)

緑茶を一服してほっと一息、日本のお茶文化を大切に心身ともに健康に過ごせたらいいですね。