myherbs’s diary

気軽に楽しんでいただけるハーブや薬膳を紹介していきます。

ハーブを楽しむためにAmazonブラックフライデーで買ったもの、買いたいもの

ハーブを楽しむために、Amazonブラックフライデーの先行セールで買ったもの、ブラックフライデーで購入したいものを紹介します。
Amazonブラックフライデーは11月24日(金)から12月1日(金)まで開催されます。
 

トワイニングハーブティー

バラエティーパック40P
4種のハーブティーが10pづつ、紅茶で有名なトワイニングのハーブをティー手軽に楽しめます。
カモミール、ペパーミント、ローズヒップ&ハイビスカス、レモン&ジンジャー
紅茶のセットもセールになっています。その日の気分で選べるアソートパック。寒い冬は、シナモンや蜂蜜を加えて楽しみます。
 

 

 

 

HARIO

100年以上続く、日本の耐熱ガラスメーカーHARIOでセールになっているものがありました。

HARIOフィルターインボトル300mlを購入。

飲み口部位にフィルターがついており、茶葉がゆったり広がるのがいいです。

水出し茶用ですが、耐熱ガラス製120度なので、今回は熱湯を使い薬膳茶を作りました。

水出しにするとカフェインやタンニンの抽出が抑えられるので、緑茶やマテ茶などを水出しするのにも使おうと思います。

少し横にしても漏れることはありませんでした。保温保冷効果はありません。熱湯を入れると熱くて冷めるまでガラス部位を持つことはできません。ここが欠点。基本水出し用なのかな。

便利そうなので、ポータブルタイプも購入しようと思います。
ポータブルタイプは樹脂製160mlと400mlがあります。どちらにしよう。

 
 
こちらのポットも蓋の裏側に茶こしがついているので、茶葉がゆったりと広がります。茶葉が踊って美味しいお茶を入れることができます。
このポットをお教室で使っている先生が多いです。追加購入しようと思います。

 
ワンカップティーメーカーもとっても便利です。ガラスカップは電子レンジ温めもOKですよ!

蓋をして抽出できるのがいいです。

 
 

BODUM ボダム

保温保冷二重構造になっている定番グラスもセールになっています。電子レンジOKなのでこちらもおすすめです。追加購入検討中です。

 
 

VT COSMETICS

VTもとてもお得になっています。伝統の美容にいい植物成分、CICA(ツボクサエキス)シカ製品で家族みんなの綺麗を目指します。定番マスクは家の男子用に。

 

 

 

漢方の学び方、漢方の基礎

最近は漢方の学びをしていなかったので、少し復習することにしました。

メディカルハーブの勉強を続けていますが、ハーブの勉強より前に漢方スクールに通いました。その経緯と漢方の基礎について少しまとめてみます。漢方や薬膳についてこれから学ぼうと思っている方の参考になれば幸いです。

 

漢方の勉強を始めたきっかけ

40代半ば、疲れやすかったり、イライラしやすかったりと自分の体の変化に伴う不調を感じることが多くなりました。

薬局で調剤業務をしていると、少しのことですぐに病院を受診し、薬を処方してもらう方が多い事が気になります。

私が調剤薬局で働き始めた20年以上前と比べ、最近は漢方薬が処方されることがとても多くなっていますが、漢方薬をよく知らないことなどがきっかけとなりました。

どこでどうやって学ぶ?

漢方を学ぶのに、薬剤師には漢方薬生薬認定薬剤師を目指し勉強する講座があるのですが、私が学びたい事とは少し違いました。調べたところ、誰でも受講できる通信講座から通学実習が必須のスクールまで、様々な学び方がありました。

  • 本草薬膳学院:中医薬膳師コース(ユーキャン薬膳コーディネーター)
  • 日本中医学院:国際中医薬膳師
  • 薬日本堂:漢方スクール(薬膳・漢方検定)

食事の大切さを感じていたので、薬膳師もすごく気になったのですが、漢方の基礎から、養生について、疾患別漢方、漢茶、薬膳のコースもある漢方薬局大手の薬日本堂さんの漢方スクールに決めました。

薬膳・漢方検定

受講料がかかる事なので、まずは漢方に興味が持てるか知るために、市販のテキストで勉強できる「薬膳・漢方検定」を受験するための勉強をしました。

 

漢方は、自然哲学に基づいた医学。

自然哲学??何のこと??

漢方が重要としているのは、自然と調和して心身のバランスを整え、生命力を高めること。

毎日の生活習慣に留意して、自分の心と体に向き合うことこそが漢方の根底にあるもの。

漢方の起源にあたる中国医学の古典には「上工治未病」(じょうこうちみびょう)という有名な言葉があり、病気になる前に体が出したサインを感じ取り、病を未然に防ぐことが大切。

これこれ!

漢方の考え方の基本と薬膳の基本を学ぶことができます。

漢方の理論を素直に受け入れることができれば楽しく勉強できると思います。

合格率は毎回9割前後と高く、公式テキストをしっかり読み込めば合格可能です!

試験当日は老若男女、様々な方が受けていました。今はオンライン受験になっています。

健康に、美容に、仕事に役立つ内容がいっぱいです。

この検定は、漢方の理論と薬膳、養生の仕方まで学ぶことができるので、漢方や薬膳のことを知りたいけれど何から始めたらいいかわからない方におすすめです。

 

薬日本堂漢方スクール

漢方養生指導士初級(現在はベーシック)の勉強を通信で始めることにしました。当時は通学又は通信でしたが、現在は通学コース、オンラインコース、通信コースがあるようです。

初級の学びは中級、上級に進んでからもとても重要になる部分なので、スクールで先生の経験談なども含めた講義を受けた方が理解が深まると感じました。オンラインコースは、リアルタイムで通学コースと同じように学べるようです。

漢方の歴史、基礎、生理学、病因論、養生法などを学ぶことができます。陰陽五行説とは、気血水とは、五臓六腑とはをしっかり理解することが漢方を学ぶ大事な基礎となります。

試験直前講習をスクールで受けたのですが、一人で勉強していた時と違い、その数時間で一気に理解を深めることができました。

中級(アドバンス)、上級(漢茶マスター)は通学コースで受講しました。

https://www.kampo-school.com

 

↓オンラインで気軽に始めることができる薬膳の講座です。無理なく自分のペースで学びたい方に良さそうです。

  

 

漢方の基礎、考え方

漢方とは

奈良時代に中国から伝来した古代中国医学を基本とし、日本の民族の特性、風土の影響を受けながら独自に発展し、実践されてきた医療体系です。

漢方=漢方薬ではなく、漢方薬鍼灸、あんま、気功、薬膳など医学、薬学、養生学の全てが含まれます。

重要なのは生命力、自然治癒力を高めることです。

漢方医学と現代医学の違い

漢方医学

古代自然哲学を基礎理論としています。全体的に考え、正気(自己免疫力、自然治癒力)を重視します。心と身体とは切り離せないもの、治療とはバランスを回復するものと考えます。病人に着目した治療です。

現代医学

近代西洋科学を基礎理論としています。部分的に考え、病気を重視します。病気に着目した治療です。

 

陰陽五行説

陰陽五行説は、「陰陽論」と「五行説」という2つの哲学的思想の融合から成り立っています。

陰陽論

自然の全てが「陰」と「陽」から成り立つと考えます。陰陽が調和し、巡ることでバランスを保っています。人間の体も自然と同じように、陰陽のバランスを保つことが健康に繋がります。

陰陽の対立

陽は温かく、明るく、活動的。陰は静かで冷たく、落ち着いたものです。

 地 月 夜 静 冷 女 水

 天 日 昼 動 温 男 火

陰陽の依存

陰陽は互いに対立的で、お互いに依存し合っており、どちらか一方のみで存在することはできません。陰と陽、どちらも必要です。

陰陽の消長

陰陽のどちらか一方が盛んになると、もう一方が衰えるという変化を常に繰り返しています。

陰陽の転化

陰陽の質の変化。風邪で寒気(陰)を感じた後に熱が出る(陽)のような質の変化です。

「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」

寒い冬もピークを過ぎれば徐々に春がやってきます。

人体の陰陽

 腹部 下半身 五臓 血水(津液)

 背中 上半身 六腑 気

太陽が当たる背中が陽です。

 

五行説

万物は「木火土金水」の5つの基本要素から成り立っていると考えます。互いに助け合い、抑制し合ってバランスを保っています。人間も自然と同じように、5つの要素が助け合い、抑制し合ってバランスをとることが健康に繋がります。

五臓「肝心脾肺腎」

五臓とは生命活動の基礎となる気血水の生成、貯蔵、運搬を担うものです。西洋医学と重なる部分もありますが、五臓とは具体的な臓器ではなく、体内の5つの生理機能を表します。

:精神の安定、自律神経、情緒など

:心臓の循環機能、意識など

:消化吸収機能、水分、栄養の代謝など

:呼吸機能、皮膚機能など

:生命機能維持、生殖系、泌尿器系など

 

気血水について

人体は「気」「血」「水」に3つの要素で構成されており、生命活動の基礎となるものです。気は陽、血と水(津液)は陰にわけて考えます。

気とは

人体の生命活動の最も基本、生きる力の元になるエネルギーです。生まれる時に両親から受け継いだ「先天の気」と生きていく中で取り込む「後天の気」の2種類からなります。

生まれながらの体質を理解し、日々の食事、運動、休息などの養生により後からでも気を高めることは可能です。

気には、体の生理活動、体温の調整、外界から体を守る働きなどがあります。気が不足している状態を「気虚」滞っている状態を「気滞」と言います。

気虚タイプ:疲れやすい、風邪をひきやすい、食欲がわかない、食後眠くなるなど

気滞タイプ:イライラする、気分不安定、お腹が張る、喉や胸がつかえる感じなど

血とは

全身に栄養を供給し、潤すものです。精神活動の主な基礎物質、思考の源です。血が不足している状態を「血虚」滞っている状態を「瘀血」と言います。

血虚タイプ:乾燥肌、立ちくらみ、目の疲れ、物忘れ、夢が多い、手足の痺れなど

瘀血タイプ:シミあざができやすい、下半身の冷え上半身ののぼせ、肩凝り腰痛など

水(津液)とは

全身を潤す血液以外の体液を指し、水が不足している状態を「津虚」、滞っている状態を「水滞」と言います。

津虚タイプ:乾燥肌、コロコロ便、口の渇きなど

水滞タイプ:体が重だるい、むくみやすい、鼻水鼻詰まり、下痢軟便になりやすいなど

 

気血水が充実して、巡りが良ければ、全身にエネルギーや栄養を行き渡らせ、元気でいることができます。

 

気血水のタイプ別でライフスタイル、食事、運動など養生法があるので、今後の記事で紹介していきたいと思います。五臓の気になる症状でタイプをチェックすることもできるので、そちらも今後紹介します。

 

もっと気軽に漢方のことを知りたいという方に、漢方養生に関するおすすめの本2冊を紹介します。

薬日本堂漢方スクール講師、鈴木先生の著書です。漢方の基礎から養生法まで楽しく学ぶことができます。

 

季節によって養生法は変わってきます。「漢方の暮らし365日」を手元に置いて、日々の養生の参考にしています。著者は漢方薬局を長年経営されている薬剤師の方で、経験豊かな人生の大先輩です。

養生法や漢方の基礎知識についてもわかりやすい言葉で解説されており、とても参考になります。

 
 
 
漢方とメディカルハーブに共通することは、自然治癒力を高めて心身のバランスを整える働きです。
漢方の考えは、今の自分の体の状態を知る大切な指針になっています。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月のおすすめハーブティー

11月に入り、立冬が過ぎ、秋が深まり、冬至まで日が短くなります。

私は毎年10月から11月にかけて、気持ちが沈みがちになったり、ザワザワすることが多いと感じます。日照時間が短くなると気持ちが沈んでしまう方が多いようで「冬うつ」と言うそうです。

白夜で知られる北欧では、極夜という太陽が昇らない季節もあります。日照時間が極端に短いので、日の光を補うランプを使ったり、北欧テキスタイルで知られるように、カーテンなどファブリックは植物など温かみのあるモチーフが好まれているようです。

↓家のカーテン、北欧テキスタイルにしています。

日照時間が短くなると、メンタルに影響するセロトニンの体内での分泌が減少し、体内時計のバランスが崩れる原因となります。秋冬は、太陽の光をしっかり浴びることを意識しましょう。朝起きたらカーテンを開け、太陽の光を浴びることも大切です。

 

11月のおすすめハーブティーを紹介します。

セントジョンズワート

サンシャインハーブとも言われ、前向きになりたい方、ゆっくり休みたい方に。

ジャーマンカモミールとのブレンドハーブティーは、おやすみ前に。

ローズ

バラは香りの女王と言われ、アロマテラピーでも重要な精油として使われますが少し高価なものです。ハーブは精油より手軽に楽しむことができます。

薬膳茶では巡りを良くするために良く使います。

紅茶やほうじ茶とのブレンドは、巡りを良くして暖かく癒しの時間におすすめです。

つぼみはとても可愛くて、バラの香りは優雅な気分になりますね。

ポットで淹れるのが面倒な時、私はHARIOのワンカップティーメーカーを使っています。

 

 

パッションフラワー

時計のようなお花です。
トケイソウとも言われ、体内時計を整えるのに役立つハーブです。

おやすみ前のリラックスタイムに、ジャーマンカモミールレモンバームなどとブレンドするのがおすすめです。

カモミールパッションフラワーバレリアンブレンドされたおやすみ前のハーブティーです。↓

 
温かいハーブティーで心と体がほっこり、毎日の元気を目指しましょう。

 

 

乾燥の季節にハーブのミツロウバーム

乾燥の季節におすすめ、カレンデュラのインフューズドオイル(浸出油)を作りました。インフューズドオイルを使ったミツロウバーム(軟膏)の作り方も紹介します。

 

インフューズドオイル(浸出油)とは

植物油(スイートアーモンド油、マカデミアナッツ油、ホホバ油など)を使って精油やカロテノイド、ビタミンEなどのハーブの脂溶性成分を抽出したものです。

スキンケアやマッサージオイルに使うと植物油の成分とハーブの成分の相乗効果が期待できます。

          

カレンデュラについて

学名:Calendula officinalis 別名ポットマリーゴールド 

和名:トウキンセンカ キク科 花を使います。

カレンデュラは古くから胃潰瘍、喉の炎症や外傷、火傷に用いられ、損傷を受けた皮膚や粘膜を修復保護する作用があります。カロテノイドの色素やフラボノイドなどが複合的に働いて作用します。抗菌、抗ウイルス、抗真菌薬作用も確認されています。

カレンデュラの花弁を植物油に浸出したカレンデュラ油とミツロウで作った軟膏は外傷や皮膚のトラブルに幅広く用いられることから「万能軟膏」と言われます。

インフューズドオイル(冷浸油)の作り方


広口のビンにハーブを入れ、ハーブが完全に浸る量の植物油を注ぎます。

酸化しにくいホホバ油を使いました。

ビンにしっかり蓋をして、日付けラベルを貼ります。

直射日光が当たらない温かい場所に置き、一日一回ビンを振って成分を抽出しやすくします。

2週間漬け込みます。

ビンの中身をガーゼやお茶フィルターなどでこします。濾したオイルは遮光して保存します。

保存期間は3ヶ月です。

 

ミツロウバーム(軟膏)の作り方

インフューズドオイル25ml、ミツロウ5gを湯煎用の容器に入れます。

湯煎をしてヘラでよく混ぜて、ミツロウを溶かします。

湯煎から引き上げ、さらに混ぜます。

あら熱が取れたらラベンダー精油6滴を加え(精油は好みのもの、加えなくてもOK)

さらによく混ぜます。

保存用の容器にうつし、日付けラベルを貼ります。

遮光で保存します。

保存期間は3ヶ月です。

ミツロウとインフューズドオイルの割合を変えて、硬め(ハードタイプ)と、やわらかめ(ソフトタイプ )が作れます。インフューズドオイルの割合を増やしていくとなめらかな軟膏になります。自分好みの軟膏を作りましょう。

ハードタイプはネイルケアにも、ソフトタイプはハンドケアやボディケアに活用できます。

 

 

カレンデュラのインフューズドオイルを作るのが面倒な方は、

植物油(スイートアーモンド油、ホホバ油など)25g、ミツロウ5g、精油(ラベンダー、ゼラニウムティートリーなど)6滴で作ってください。

 

ハーブや精油を使って、乾燥の季節にぴったりな軟膏を作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

心を晴れやかにするハーブ

仕事や勉強、家族や友達、ストレスでどうしても気持ちが沈んでしまう事って誰にでもありますよね。やる気がおきない、気持ちが落ち着かなくて不安になったり、眠れなくなったり。日照時間が短い季節になんだか物悲しくなることも。更年期障害では、不安になったりイライラ落ち着かない症状を感じる方も多くいます。

今回は心を晴れやかにするハーブ、セントジョンズワートを紹介します。

         

        

セントジョンズワートとは

           

学名:Hypericum perforatum、西洋オトギリソウ(弟切草と少し怖い和名がついています。

毎年6月24日の聖ヨハネ(St. John's Day) に収穫すると最も治癒力が高いと言われていることが、セントジョンズワートの名前の由来になっているそうです。

古代ギリシャの時代から傷の手当てや利尿、月経困難症などに使われてきました。ヨーロッパでは昔から「悪魔を追い払うハーブ」と言われているとか。

1980年代になってから、悲嘆や恐れなどの感情や抑うつに対する効果が確認されました。ドイツ(コミッションE)ではうつ症状の改善のための使用を承認しています。

アメリカでは、サプリメントとして扱われ、暗い心に明るさを取り戻す「サンシャインハーブ」と呼ばれ、気分を安定させ元気が出るハーブとして親しまれています。

日本でもサプリメントが販売されており、眠れない、イライラや不安感など抑うつ症状がある方に人気があります。

セントジョンズワートの効能

  • 軽度から中等度のうつ症状の改善
  • 不眠の改善
  • 更年期障害月経前症候群の改善
  • 季節性感情障害の改善
  • 創傷、火傷の改善(外用で使う場合)

脳内のセロトニンを高めるセントジョンズワートの成分、ヒぺリシンやハイパーフォリンにより様々な症状の改善が期待できます。

セロトニンとは:脳内の神経伝達物質の一つで、脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があります。不足するとイライラや不安を感じやすくなります。自然な眠りを誘うメラトニンの原料になるので、不足すると眠りの質が低下する原因になります。

ストレスを溜めやすい方

イライラしやすい方

前向きな気持ちになりたい方

心がザワザワ落ち着かない方

不安で眠れない方

更年期障害月経前症候群で精神症状が辛い方

などにおすすめです。

 

医薬品との併用は注意が必要

厚生労働省から2000年5月10日、セントジョンズワート含有食品と医薬品との併用に関する注意喚起が発表されています。

テオフィリン、ワーファリン、ジゴキシンなど他にも多くの医薬品と相互作用があるので、服用中の医薬品がある方は必ず医師や薬剤師に確認してください。すでにうつや不眠の医薬品を飲んでいる方も相談が必要です。

 

セントジョンズワートハーブティー

エキスを抽出したサプリメントに比べ、植物成分の相乗効果により穏やかな作用が期待できます。他のハーブとブレンドするのがおすすめです。

ジャーマンカモミールとのブレンド

            

鎮静作用や胃の症状を改善する効果があるジャーマンカモミールとのブレンドは香りや味も良くなります。冷えも改善されぐっすり眠れそうです。

ジャーマンカモミールの過去記事↓

herbs-healthy.com

リンデンとのブレンド

           

甘い香りで、不安や緊張をやわらげてくれるリンデンとのブレンドも気持ちが落ち着いて、眠りの質も上がりそうです。

           

 

日々気持ちよく過ごすために

やる気がおきない、理由もないのにイライラする、寝ても疲れが取れない…。もしかしたら気づかないうちにストレスが溜まって、心がSOSを発しているサインかもしれません。心も身体も疲弊する前に早く気づいて、ストレスを溜めないような自分なりのリセット方法、術(すべ)を見つけられるといいですね。

スポーツを楽しむ、美味しい物を食べる、趣味に没頭する、推し活をする、友達とおしゃべりをする、好きなアロマでリラックスするなど人それぞれ。

好きな香りや味のハーブティーを淹れてゆっくり味わうことも簡単なリセット方法、その術の一つにしていただけたら嬉しいです。

日々気持ちよく過ごすために、ハーブを心と身体の健康に役立ててください。

 

TVCMで話題のココナラ

 

10月のおすすめハーブティー

10月のおすすめハーブティーを紹介します。

気軽に美味しくハーブティーを楽しみましょう。

 

ローズヒップ

ビタミンCの爆弾とも言われるローズヒップ

ローズヒップと酸味のあるハイビスカスとのブレンドは、酸味がきついと感じる方が多いハーブティーです。蜂蜜などの甘みを加えると飲みやすくなり、毎日の元気とキレイに役立ちます。

ポンパドールのハーブティーはスーパーでもよく見かけます。

通常の3倍程の濃いハーブティーを抽出、多めの砂糖を加えて溶かし、レモン汁を加えると簡単コーディアルの出来上がり。水で数倍に薄めて飲むと酸味がやわらぎ美味しいですよ。炭酸水で割るのもおすすめです。

コーディアル材料

ローズヒップはそのまま食べることもできます。丸ごといただけて、とっても体に嬉しいですよね。サラダにトッピング、ヨーグルトに加えたり工夫次第で色々楽しめそうです。

季節の変わり目に、ローズヒップで毎日の元気とキレイを目指しましょう。

 

生活の木のおいしいハーブティーシリーズは、ハーブティー初心者の方におすすめです。

寒暖差がある季節にぴったりな3個セットです。

キャラメル ルイボス

ルイボスを加えた優しい甘みのハーブティー、ミルクティーにして蜂蜜を加えるのもおすすめです。

マヌカハニー ジンジャー

マヌカハニーの優しい落ち着く味わいです。乾燥が気になる時に飲みたいハーブティーです。

エキナセア オレンジ

オレンジの香りにシナモンがスパイシーです。風邪の季節に人気のハーブティーです。

 

 

種類豊富な「おいしいハーブティー」のシリーズで、気軽にハーブティーを楽しみましょう。可愛いパッケージで選ぶのも楽しいのでお気に入りを探してみてください。

個包装になっているのは保存するのに嬉しい。お気に入りをお友達に少しづつプレゼントすると喜んでもらえますよ。

温かいハーブティーで心と体がほっこり、毎日の元気を目指しましょう。

 

 

植物化学(フィトケミカル)成分とハーブティーについて

ハーブティーには、植物が持つ様々な成分が溶け込んでいます。ハーブにはビタミン、ミネラル、機能性を持つ植物化学(フィトケミカル)成分などが豊富に含まれます。ハーブティーを飲むことで、身体に栄養を取り込むことができ、心と身体のバランスを摂ることに役立ちます。今回は植物化学成分とハーブティーについて紹介します。

        

 

植物が自分を守る植物化学(フィトケミカル)成分

植物には光合成の過程で作り出す、植物化学(フィトケミカル)成分が豊富に含まれています。植物の苦味は、自らのために害虫を遠ざける成分です。花の色素成分は、植物にとって役立つ昆虫を引き寄せたり、有害な紫外線から植物を守る役目があります。樹皮などに付けられた傷を治すタンパク質を固める成分なども植物には含まれています。植物が自分の体を守ったりケアしたりするために作り出した様々な植物化学(フィトケミカル)成分がハーブティーには溶け出しています。

            

ハーブの主な機能

抗酸化作用

植物は光合成を行う上で、活性酸素を発生させる紫外線を浴びることを避けることはできません、そのため生体防御反応として抗酸化作用を有する植物化学(フィトケミカル)成分を作り出します。ハーブに含まれる抗酸化成分は、酸化を抑制する働きがあるため生活習慣病予防、老化防止などに役立ちます。

生体防御機能の調節作用

人間が心身のバランスを保つために備わっている機能を調節する植物化学成分が、ハーブには含まれています。免疫を高める作用、ホルモンの分泌を調節する作用、自律神経を整える作用があります。

薬理作用

炎症を抑える作用、痛みを抑える作用、神経系を鎮めてリラックスする作用、筋肉の緊張を和らげる作用など明らかな薬理作用を示すものがあり、医薬品に応用されています。ハーブに含まれる成分の量は少なく、多様な成分が相乗効果で薬理作用を示すところが医薬品とは大きく異なります。(日本ではハーブは食品です)

抗菌作用、抗ウイルス作用

植物は身を守るために生体防御機能として、抗菌、抗ウイルス、抗真菌作用を有する植物化学成分を分泌します。こうした成分を感染防止などに役立てることができます。

栄養素の補給

植物はビタミン、ミネラル、食物繊維、糖質、タンパク質、必須脂肪酸など多くの栄養成分を含みます。例えばローズヒップはビタミンCを多く含み、マルベリーは亜鉛を含みます。

代謝促進作用

植物には利尿、発汗、消化などを促進する作用がある植物化学成分が含まれます。代謝を高めることで体内の環境が改善されます。

植物化学(フィトケミカル)成分の相乗効果

一種類のハーブに含まれる植物化学(フィトケミカル)成分は数百から数千にものぼります。それらが互いに相乗効果を発揮するところが、単一成分で構成されている医薬品と大きく違うところです。

例えば、エルダーフラワーはフラボノイド配糖体の利尿作用とカリウムの利尿作用が相乗効果を発揮します。

エルダーフラワーの過去記事はこちら↓

herbs-healthy.com

心にも身体にも作用する効果

一種類のハーブで心と身体の両方に同時に働きかけることができます。

例えばジャーマンカモミールは胃の不調を改善する効果と、神経を沈めストレスをケアする効果があります。精油とフラボノイドによるもの。

ジャーマンカモミールの過去記事はこちら↓

herbs-healthy.com

五感に働くハーブティー

ハーブティーを飲むことで、五感を通じて脳に届けられるたくさんの情報が心身に効果をもたらします。一つのハーブで様々な効果が期待できるので、このハーブはこれにと決めつけずに、その日の気分で、香りや色などからハーブを選ぶのも良いですね。ハーブを淹れる音、香りを楽しみ、ゆっくり味わう時間を楽しむことで気分がリフレッシュできます。

ハーブティーの働き方

ハーブティーは優しく、ゆっくり心身に働いてくれます。医薬品のように強力に作用するものではありませんが、医薬品のような副作用などはほとんど心配ありません。生活の中に取り入れることで、健康や美容の助けになります。コーヒーや紅茶をよく飲む方は、夕方以降はハーブティーにするとか、夕食後はハーブティーでリラックスした時間を持つなど生活にハーブティーを取り入れてみてください。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【公式ショップ】HARIO ワンカップティーメーカー
価格:1,760円(税込、送料別) (2023/10/10時点)

一人分のハーブティーを淹れるのにとても便利でおすすめです。

 

私はコーヒーも大好きですが、年と共にカフェインがあまり得意ではなくなってきたようで、夕方以降はノンカフェインのハーブティーを飲むようにしています。仕事や子育てなどでイライラした時コーヒーも良いですが、ハーブティーは心身ともにリラックスできますよ。

ハーブとして扱われているものだけでなく、もちろん野菜にもたくさん植物化学(フィトケミカル)成分が含まれています。野菜を中心としたバランスの取れた食事をとることが大切ですね。

ハーブティーを日々楽しみ、植物化学(フィトケミカル)成分の恩恵により心身の健康を目指しましょう。