myherbs’s diary

気軽に楽しんでいただけるハーブや薬膳を紹介していきます。

老化を引き起こす!酸化、糖化、炎症、夏の終わりのケア

老化の三大要因と言われる、酸化、糖化、炎症

歳を重ねるのは自然なことですが、同じ歳の方でも見た目に大きな違いを感じる事があります。年齢よりもとても若く見えて元気な方にお会いすると、何をされているのかとても気になります。

私はこの歳(50代)になって、老化のスピードには個人差があるなあと感じることが多くなりました。肌のシミやたるみ、白髪や薄毛などの見た目、高血圧やコレステロール上昇などの生活習慣病、太りやすい、疲れやすい、やる気が出ないなどの日頃の不調も人それぞれです。

見た目が若い方は健康で元気な方が多いように感じます。

長い夏の暑さがようやく落ち着きましたが、強い紫外線、暑さによるストレス、不眠、運動不足などで老化が一気に進んでしまわないように、老化の三大要因を知って予防しましょう。

今回は老化の三大要因について、対処法、おすすめのお茶やハーブを紹介します。

 

老化の三大要因について

酸化

呼吸によって体内に取り入れられた酸素は、全身の細胞に送られ、熱やエネルギーを作る過程で活性酸素が作られ、活性酸素が細胞を傷つけ、細胞の機能が低下します。クギが錆びたり、りんごの切り口が変色するのも酸化によるもので、同じことが体内で起きています。

活性酸素は核の中にも入って、DNAを傷つけることもあります。

生きて呼吸を続ける限り、活性酸素は発生し、遺伝子が傷つき、傷ついた細胞は機能が不十分になり、ガン化することもあります。

活性酸素を除去する能力が追いつかなくなると、組織や器官の衰えが徐々に進み、肌のたるみ、シミやシワ、動脈硬化脂質異常症などの生活習慣病の原因になります。

心理的肉体的ストレス、紫外線、大気汚染、タバコ、薬剤、酸化した食べ物の摂取(時間の経った揚げ物など)、食品添加物、過度な飲酒、過度な運動などが酸化を加速させる要因となります。

糖化

食事などで摂った余分な糖分がタンパク質と結びついて、体内の組織を劣化させる現象です。

私たちの体は、臓器、筋肉、血管、肌や髪などほとんどがタンパク質でできおり、体の中に糖がたくさん余っていると両者が結びつきます。これを終末糖化産物AGEsと言います。

AGEsは老化加速物質、肌や血管、臓器、骨や筋肉、脳細胞など体中のタンパク質でできた組織が劣化し、老化が進みます。

動脈硬化、シミシワやたるみ肌、認知症リスク、骨や筋肉の質の低下、老化が加速してしまいます。

糖質の取り過ぎ、暴飲暴食、野菜不足、ストレス、タバコ、睡眠不足、運動不足、AGEsが多い食品の摂取などが糖化の要因です。

炎症

炎症は何んらかの刺激を受けた時に、生体が起こす免疫応答によって生じる反応です

急性の炎症は、細菌やウイルス、外傷などに対するための生体防御反応の一種で、発赤、熱、腫れ、痛みの症状があります。

炎症は辛い現象ですが、免疫細胞が病原体と戦っている証拠です。通常は数日から1週間程度でおさまります。

しかし、目にみえやすい外因性の急性ものばかりでなく、内因性の炎症もいつも体のどこかで起きており、必要な箇所を修復しています。

自分自身の体内組織の細胞が老化したり変性したりして、刺激物質を分泌するようになり、それによって過剰な炎症反応が起こることがあります。

慢性の炎症は、軽度の炎症が体内で長期にわたり続く状態です

慢性の炎症は様々な病気と関連すると考えられています。気道で起きれば喘息、冠動脈で起きれば動脈硬化、脳で起きればアルツハイマー認知症など老化や病気の一因とも言われています。

慢性の炎症の原因には内臓脂肪の増加(お腹っぽこり型肥満)、喫煙、睡眠不足、トランス脂肪酸の摂取、食品添加物の摂取、運動不足、お酒の飲み過ぎ、メンタルストレス、加齢などがあると言われています。

老化の三大要因は、糖化酸化が進めば炎症が起きやすくなり、炎症が体のあちこちで起きていると、糖化酸化が進みやすくなるという悪循環になります。

老化を加速させないために

酸化を防ぐ

紫外線を浴び過ぎないように、タバコや過度な飲酒は控え、緑黄色野菜をしっかり摂るようにしましょう。ストレスも溜め込まないようにリフレッシュしましょう。

抗酸化作用があるおすすめの食べ物

抗酸化にはビタミンACE(エース)

ビタミンA:にんじん、カボチャ、ほうれん草、モロヘイヤ、鶏豚レバー、うなぎなど

ビタミンC:キウイ、みかん、いちご、じゃがいも、さつまいも、ブロッコリー、ゴーヤなど

ビタミンE:アーモンド、ピーナッツ、モロヘイヤ、カボチャ、うなぎなど

ポリフェノール:赤ワイン、ぶどう、りんごなど

クルクミン:ウコンに含まれる色素成分、カレーなどに含まれます。

抗酸化作用があるポリフェノールはほとんどの植物に存在します。植物化学成分(フィトケミカル)成分をたっぷりと摂取しましょう。

アスタキサンチン:魚介に含まれる赤色色素成分、サケやエビなどに含まれます。

おすすめのハーブやお茶

ローズマリー

ルイボス

ローズヒップ

ハイビスカス

バタフライピー

マロウブルー

緑茶

抹茶

コーヒー

紅茶

ココア

糖化を防ぐ

暴飲暴食をせず、野菜をしっかり摂ることが大切です。睡眠をしっかり取り、運動不足にならないように気をつけましょう。

糖質を摂り過ぎない、低GI食品や食物繊維の摂取、AGEsが多い食品の摂取をなるべく避けるようにしましょう。

糖質(炭水化物である白米や食パンなど、甘いもの、お菓子類)を摂り過ぎないようにすることが大切ですが、糖は人間を動かすエネルギーであり生命活動に欠かせない栄養素なので、適度に摂取しましょう。

糖を過剰に摂取していつもあふれた状態が続くと、糖質はタンパク質と結びつき老化加速物質であるAGEsに変化してしまいます。

高温で加熱すればするほど食品中のAGEsは高くなります。

揚げる>焼く>蒸す

AGEs量が少ない調理法を心がけ、フライドポテトやナゲットなどのファストフードは程々にしましょう。

糖化は高血糖の状態で進むので、食後血糖値の急上昇を防ぐことも大切です。

食物繊維たっぷりの野菜を先に食べることで、血糖の上昇が緩やかになるので、野菜をしっかり摂り、食べる順番にも気をつけましょう。

食後の血糖値の上昇スピードが低い、低GI食品の摂取を心がけることで、糖化を予防することもできます。

高GI食:食パン、白米、うどん、じゃがいも、白砂糖など

低GI食:玄米、そば、ライ麦パン、全粒粉パスタ、玉ねぎ、キャベツ、ブロッコリー、豆腐、納豆、アーモンド、ピーナッツ、牛乳、プレーンヨーグルトなど

ぶどう、赤ワイン、ベリー類に含まれるレスベラトロールという成分もAGEs生成を抑制するそうです。

おすすめハーブやお茶

マルベリー(桑の葉茶)

カモミール

ルイボス

ダンディライオン(たんぽぽコーヒー)

ウコン(ターメリック

玄米茶

緑茶

紅茶

プーアール茶

ジャスミン

炎症を防ぐ

暴飲暴食、揚げ物の食べ過ぎに気をつけ、睡眠不足やストレスを溜め込まないように気をつけましょう。タバコは控え、適度の運動も必要です。

油の取り方を意識することがとても大切です。

炎症を抑えるオメガ3系脂肪酸EPA,DHA,αーリノレン酸)を積極的に摂りましょう

青魚、サンマやイワシ、サバに多く含まれますが、サケやマグロ、クルミ亜麻仁油エゴマ油などにも含まれます。

一般的に使うサラダ油などはオメガ6系脂肪酸と言われており、炎症を促進しますが、体に必要な成分です。

オメガ3:オメガ6=1:3

が理想的と言われていますが、不足しやすいオメガ3を積極的に摂取して、オメガ6の取り過ぎには注意しましょう。

オリーブオイルはオメガ9系脂肪酸に分類され、主成分はオレイン酸です。オレイン酸は善玉コレステロールは減らさずに、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らす効果が期待できます。

おすすめハーブやお茶

フラックスシード、イブニングプリムローズヘンプオメガ脂肪酸が理想的に配分されているので、サプリメントやオイルで取り入れましょう。

プーアール茶

ダンディライオン(たんぽぽコーヒー)

ウコン(ターメリック

ローズマリー

夏が終わり、老化を加速させないためにやりたい10のこと

1.睡眠をしっかり摂る

2.運動不足にならないように、まずは一日8000歩目指す

3.秋以降も紫外線を浴び過ぎないように日焼け止め、日傘、帽子など対策する

4.お風呂に入ってリフレッシュする

5.ストレスを溜めないように好きな事を見つける

6.暴飲暴食をしない、ファストフードやアルコールは程々にする

7.食品添加物をなるべく避け、緑黄色野菜、食物繊維を多く摂るように心がける

8.体に良い油を摂るように意識する

9.ジュースではなく、緑茶、紅茶などのお茶を飲む習慣をつける

10.ハーブやアロマの植物化学成分(フィトケミカル)を利用して心と体の健康を目指す

老化を加速させないためのハーブ活用法

ローズマリー

強い抗酸化作用があるハーブ、チキンソテーなどお料理に使ってみて。オリーブオイルにつけて、ローズマリーオイルを作っておくのがおすすめです。

ジャーマンカモミール&ルイボス

手に入りやすいハーブ、ブレンドしてティーとして楽しみましょう。気持ちが落ち着きます。ミルクテーにしても美味しいですよ。寝る前に飲んでぐっすり。もちろんそれぞれシングルティーで楽しんでも。

ウコン(ターメリック

ゴールデンミルクを作ってみましょう。温めた牛乳にウコンパウダーをフリフリ。蜂蜜を少し加えても美味しいです。

最後に

酸化、糖化、炎症はそれぞれ影響しあって老化が加速します。

歳を重ねて老化して行くことはごく自然なことですが、日々の食事、運動、睡眠などによって老化のスピードは変わってくるようです。

10歳以上若く見える方もいれば、10歳以上年上に見える方も。人それぞれではあるけれど、身体の内側も外見も心も少しでも元気でいる為に老化の三大要因を意識し、悪循環に陥らないように今回の記事を参考にしていただければ嬉しいです。

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酷暑を乗り切るハーブティー

猛烈な暑さが続いています。毎日の暑さで体調を崩されている方が多いのではないでしょうか。疲れが溜まっているのにぐっすり眠れなかったり、冷たいものばかり飲んで食欲がなかったりすると体力の低下が加速してしまいます。この酷暑を乗り切るためのハーブをお悩み別に紹介します。お店で見つけやすいものを選びました。

 

元気が出ない

暑さでぐったり、元気を取り戻すハーブ

🌿ハイビスカス

🌿ローズヒップ

🌿マテ

🌿ダンディライオン

🌿ルイボス

天然のスポーツ飲料とも言われる植物酸を含むハイビスカスとビタミンC豊富なローズヒップの組み合わせはティーバッグでよく見かけます。濃いめに淹れて甘味をプラス、簡単コーディアルシロップがおすすめです。炭酸などで割って飲みましょう。

マテ茶は飲むサラダとも言われビタミン、ミネラル豊富です。カフェインが気になる方は水出しにしましょう。ミルクティーにしても美味しい。

ダンディライオンはたんぽぽコーヒーとして売られています。肝機能を助けるので疲労回復に役立ちます。飲みにくい時はミルクを加えてください。

不老長寿のお茶と言われるルイボスは活性酸素を除去する効果があると言われています。水出し、冷たいお茶も美味しい。

食欲低下

冷たいものを食べたり飲んだり、胃腸が疲れている時のハーブ

🌿ジャーマンカモミール

🌿シナモン

🌿ジンジャー

🌿ペパーミント

最も親しまれているハーブ、ジャーマンカモミールは胃の炎症に効果的で、体を温め、緊張を解きほぐしリラックスできます。

シナモンは食欲不振や消化不良、吐き気を改善します。紅茶やコーヒーなどにシナモンパウダーをフリフリしましょう。

ジンジャーも消化機能を促進したり、吐き気を抑えます。夏は薬味に使いましょう。

ペパーミントは胃の炎症を抑えたりすっきりと不快感を和らげます。

 

睡眠不足

暑くて睡眠の質が落ちている、ぐっすり眠りたい時のハーブ

🌿ジャーマンカモミール

🌿ラベンダー

🌿ペパーミント

ピーターラビットが興奮して眠れない時にお母さんが飲ませたジャーマンカモミールティー、ホットのミルクティーにしてリラックスタイムに是非。

ラベンダー精油ティッシュに数滴、枕の下に忍ばせてみてください。

ペパーミントは気持ちが元気にリフレッシュした後に落ち着く、鎮静作用があります。ジャーマンカモミール&ペパーミントのハーブティーを寝る1時間以上前のリラックスタイムに。

寒暖差がつらい

外は暑ーい、室内は寒い、寒暖差で自律神経が乱れがちな時におすすめハーブ

🌿ラベンダー

🌿ローズ

🌿ジャーマンカモミール

ラベンダーは自律神経が乱れた時におすすめ。精油をオイルに混ぜて、お風呂上がりにゆっくりとマッサージしてみては。ラベンダーのハーブをカップに入れてお湯を注いで香を楽しむのもおすすめです。

ローズは気持ちが沈みがちになったり、不安を感じる時に。紅茶にプラスして飲んでみてください。バスソルトと一緒にお茶パックに入れて、ローズバスにしても。

心も体もリラックスさせてくれるジャーマンカモミールは万能🌿

冷えている

涼しい室内にずっといて、冷えている方におすすめハーブ

🌿ジャーマンカモミール

🌿シナモン

🌿ジンジャー

🌿ルイボス

身体を温める効果も期待できるジャーマンカモミールは、冷えによる痛みの改善にも効果的。

シナモンは血行を良くして身体を温めます。冷えからくる腹痛、月経痛などにも。

ジンジャーは新陳代謝を高めて血行を促進し、冷えによる関節の痛みなどにも。

ルイボスは冷え性などの血行不良を改善。

お子さんと楽しむ

暑すぎる夏休み、お子さんも楽しめるハーブティー

🌿バタフライピー

🌿ジャーマンカモミール

青いお茶バタフライピーにレモン果汁などを加えて、色の変化を楽しみましょう。

バタフライピーに含まれたアントシアニンクエン酸に反応して、青から紫、ピンクへと色の変化が楽しめます。カルピスに加えて飲むのがおすすめです。

夏休みはどうしても夜更かししてしまうお子さんには、ハチミツを加えたジャーマンカモミールのミルクティーを。塾で忙しいお子さんにもリラックスできておすすめです。


酷暑を乗り切るために、食事を気をつけたり、睡眠をしっかりとることが大切です。

体に熱がこもった時は冷たいハーブティーやお茶を。身体や心をリラックスさせたい時は、夏でも温かいハーブティーやお茶をゆっくり淹れて飲んでください。

ハーブを体調管理に役立てて、元気と綺麗を目指しましょう。

 

梅雨の季節の養生とおすすめハーブティー

今年は遅い梅雨入りとなりました。雨が続き湿度が高くなると、体が重だるくなり、気持ちも沈みがちになることも。気温も夏に向けてどんどん高くなり体力が消耗されて疲労が溜まってしまいます。

めまい、頭痛、だるい、首や肩のこり、むくみ、腰痛や手足のしびれ、気持ちが沈んでやる気が出ない、眠れないなどのメンタルの不調などが出やすい季節です。

しばらく続く梅雨を元気に乗り切るための養生と、おすすめハーブティーを紹介します。

漢方で考える梅雨の不調

漢方で考えると梅雨の過剰な湿気を「湿邪」と言い、体調不良の大きな原因と考えています。身体の中に湿が溜まると胃腸の働きが悪くなり、消化吸収が上手く行われずに疲労の原因になります。

過剰な湿により、水の巡りが悪く余分な水が身体に滞ることを「水滞」と言います。むくみやめまい、頭痛、倦怠感、吐き気や関節痛などの症状が出やすくなります。もともと水滞体質の方は特に注意が必要です。

水滞体質タイプチェック

□ むくみやすい

□ 体が重くだるい

□ めまいや立ちくらみを起こしやすい

□ 車酔いしやすい

□ 雨の日に具合が悪くなりやすい

□ 舌に歯の跡がついている

□ 下痢軟便になりやすい

梅雨の養生

冷たい飲み物は、消化器系の胃腸の機能を停滞させ、胃腸からの水はけを悪くする原因になります。蒸し暑いこの季節でも、冷たい飲み物はほどほどにしましょう。

エアコンが効きすぎている時は冷えに注意。首、手首、足首、お腹を冷やさないように気をつけましょう。寒暖差にも気をつけてください。

ぬるめのお風呂にゆっくり浸かり、じんわり汗をかいて余分な湿を出して心身ともにすっきりします。血行が良くなって、肩こりや腰痛にも効果的。

梅雨の晴れ間には、布団や部屋を乾燥させて湿をなるべく取り除きましょう。しっかり太陽の光を浴びて気分転換することも大事です。

胃腸の調子が悪くなりやすい梅雨時期は、胃腸の調子を整え、消化吸収力を上げる豆類や穀類、沈みがちな気持ちをすっきりリラックスさせる香りの食材もおすすめです。暑い夏本番に向けて栄養をしっかり摂りましょう。

おすすめ食材

水分代謝を促す

大豆、そら豆、小豆、さやいんげん、黒豆、ハトムギ、きゅうりなど

湿気や暑さに

とうもろこし、うなぎ、ヤマノイモ、なつめなど

気持ちをスッキリ

しそ、バジル、ミョウガレモングラスなど

冷えに

生姜、ニンニク、ネギなど

おすすめハーブティー

むくみに

緑茶:テアニンが含まれリラックス効果も。水出し茶もおすすめ

ハト麦茶:不要な老廃物を排出

リンデン:余分な水分や毒素を排出、気持ちが落ち着き、睡眠の質もあげます。

クミスクチン:腎臓のお茶とも言われ、沖縄で昔から飲まれています。

ドクダミ:昔からよく知られた健康茶、日本三大民間薬の一つ

黒豆茶アントシアニンも豊富、アンチエイジング効果も

胃の不調に

ペパーミント:胃の炎症を鎮め、抗菌作用もあり、気分転換にも

ジャーマンカモミール:胃の疲れや緊張をときほぐし肩こりや頭痛に、リラックスにも

疲労回復に

ハイビスカス:新陳代謝を高め、肩こりにも効果的。利尿作用が高くむくみも改善

マテ:飲むサラダと言われるほどビタミン、ミネラルなど栄養素が豊富

沈みがちな気持ちに

セントジョンズワート:落ち込んだ気持ちに明るさを、サンシャインサプリメント

ローズ:明るく前向きな気持ちに

おすすめのブレンド

 

ハイビスカス&ローズ&ペパーミント

胃の不調があり、疲れが溜まって元気が出ない方に。

ルイボス&黒豆

市販のブレンドもあります。梅雨時期に毎日飲みたい。

緑茶&ペパーミント

すっきり爽やかな組み合わせ。高温多湿でイライラが続いた時に身体も心もスッキリ。

身体も気持ちも弱りがちな梅雨どきを元気に乗り切るために、お茶やハーブティーをセルフケアに取り入れてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

紫外線が気になる5月のおすすめ、MUJIルイボスティー飲み比べ

紫外線が気になる季節になりました。紫外線は、シミの原因だけでなくシワやたるみの原因になり、お肌に大きなダメージを与えます。日焼け止めをこまめに塗ったり、日傘や帽子、カーディガンなどで紫外線を防止することがとても大切です。目から紫外線が入るとメラニン生成のサインが出されるそうなので、目のUVカットも行った方が良いそうです。

最近は、UVカットの帽子やカーディガン、パーカーなどファストファッションでも購入できるので、使わないてはないですね。絶対に焼きたくない!という方にはこだわった100%カットのものもおすすめします。

こちらの日傘や帽子、長く愛用しています。

 

今回紫外線が急激に多くなる5月におすすめのハーブは、ルイボス。

南アフリカ共和国特産のハーブで、希望峰に程近いシェダーバーク山脈の周辺にしか生育しないことで知られ、周辺では不老長寿のお茶として古くから飲まれてきました。

無印良品で購入できるルイボスブレンド3点を飲み比べてみました。

 

アップル&ルイボス

オーガニックハーブティー

原材料:有機ルイボス、有機アップル、有機ローズヒップ有機エルダーフラワー

(一部にりんごを含む)

毎日飲むものはオーガニックが嬉しいです。ローズヒップは日焼けが気になる季節に大切ですね。エルダーフラワーもブレンドされたオーガニックハーブティーです。「甘味のあるアップルビッツを加えました」とあるように、甘味があって爽やかでとても飲みやすいです。ルイボスのくせが和らいでいるので、ルイボスが苦手な方にも飲んでいただきたいです。

黒豆&ルイボス

穀物のお茶

原材料:黒大豆(国産)、大麦、ルイボスティー

香ばしいほっとするお味です。湿気が多くなる季節におすすめの黒豆がブレンドされています。雨が続く季節に飲みたい、ほっこりする黒豆ブレンドです。私は1年中黒豆を食べるようにしていますが、お茶もおすすめです。

白桃&グリーンルイボス

水出しフレーバーティー

原材料名:グリーンルイボス(南アフリカ)/香料

発酵された赤いルイボスティーがよく知られていますが、グリーンルイボスティーは発酵していないので、くせがなくすっきり爽やかなお味が特徴です。こちらは白桃のフレーバーを加え、甘い香りでとても飲みやすいお茶です。

水出し用なので、蒸し暑い日、お風呂上がりなどにすっきり美味しくいただけます。体に熱がこもって暑い時には、冷たい物を飲みたくなります。

↓こちらは毎日飲むのに手軽でいいですね。

 
今回は購入しやすいMUJIのお茶を紹介しました。お気に入りを見つけて毎日の綺麗と元気を目指しましょう。

4月のおすすめ、家族みんなで楽しめる水出しハーブティー

4月なのに25度を超えるような日もあり、冷たいものが飲みたい日が増えてきました。

カフェインやタンニンなどが抽出されにくく、体に優しい、家族みんなで飲むことができる美味しい水出しのお茶やハーブティーを紹介します。

暑くてたくさんの汗をかいたり、身体に熱がこもってしまった時は、冷たいハーブティーで水分補給、すっきりリフレッシュしましょう。

 

美味しい水出し緑茶

冷たい水で緑茶を淹れると、カフェインやタンニンなどの苦味渋みの抽出は抑えられ、うま味のあるアミノ酸のテアニンはお湯で入れた時と同じように抽出されるので、うま味を感じやすい美味しいお茶を淹れることができます。

カフェインを控えている方に、お風呂上りに、夜のリラックスタイムにもカフェインを気にすることなく楽しむことができます。

HARIO フィルターインボトル300mlを使って水出し緑茶を作りました。茶葉をボトル全体に踊らせることができるのでおすすめです。

ガラスボトルに茶葉を小さじ2杯程入れ、水を300mlの目盛まで入れ、フィルターがセットされている注ぎ口をガラスボトルにセットします。

注ぎ口に栓をして冷蔵庫で2~3時間抽出します。

水出し緑茶はできるだけ作ったその日のうちに飲み切ってください。

急須やティーポットでも同じように作ることができます。緑茶のティーバッグで手軽に作ることもできます。

水出しマテ茶

飲むサラダとも言われ、お肉をよく食べる南米の伝統的な飲み物です。カフェインが気になる方は、水出しにすることでカフェインの抽出が抑えられます。

 

生活の木、水出しできるおいしいハーブティー

気温が上がり、日差しが気になるこれからの時期におすすめな水出しハーブティー2種類。

いちごとハイビスカス

ルビー色は気分が晴れやかになります。フルーティーでほんのり甘味を感じます。

原材料名:アップル、ハイビスカス、ブラックベリーリーフ、ルイボス、リコリスルート、ストロベリー、ラズベリー/香料

 

ももと青色バタフライピー

ももが香る青色がきれいなハーブティー。甘くて飲みやすい、お子さんと一緒に飲むのにおすすめです。レモン汁を加えて色の変化も楽しめます。

原材料名:アップル、バタフライピー、ハイビスカス、リコリスルート、ローズヒップステビア、ピーチ果汁パウダー/香料

 

季節の変わり目におすすめな水出しハーブティー

白ブドウとエルダーフラワー

スパークリングワインフレーバーとスパイシーな香りが大人向きです。

原材料名:ホワイトハイビスカス、アップル、オレンジピールナツメグブラックベリーリーフ、キャロブロースト、ステビア、シナモン、塩、エルダーフラワー


冷たい水出しハーブティーで身体も気持ちもクールダウンしましょう。家族みんなで水出しハーブティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

体調を崩しやすい3月の養生法とおすすめハーブティー

寒暖差が激しい3月は体の調子を崩しやすい時期です。寒い冬に体に溜め込んだものを発散し、活動的になる時期と漢方では考えます。

3月は卒業式があったり、新しい進路を決めて移動の時期でもあります。心身ともに悩みの多い季節です。楽しいこと、新しいことへの希望、不安、いつもより忙しい時期であり疲労が溜まってる方も多いのではないでしょうか。

今回は、春の養生法と3月におすすめのハーブティーを紹介します。

 

春の養生

春は植物が芽吹き、生命力や新しい陽の気に満ちています。冬の間にためて使わなかったものを出そうとする働きが強まります。

やる気、元気に逆らわずに心身ともに伸びやかに過ごしましょう。朝は早めに起きて、春の朝日をしっかり浴びましょう。

風邪(ふうじゃ)を防ぐことがポイントです。春は寒暖差が激しく、風が強く、心身に悪影響を与える風をふうじゃといいます。

身体の上部や皮膚にトラブルを起こします。花粉症も悪化させます。急に薄着にならず、衣類の調節に気をつけ、マスクや手洗いうがいでふうじゃを防ぐことが大切です。

肝を落ち着かせつこともポイントです。春は解毒、排毒の役割や自律神経のバランスを調整する役割がある肝の負担が大きくなります。

陽気が上がると肝の気がたかぶりやすく、感情が昂りすぎたり、血圧が上昇したり、めまいや目の充血など頭部に症状が現れます。

肝が高ぶると脾、胃腸の働きも弱くなる傾向があります。イライラした時は、深呼吸をしたり、アロマやハーブなど香を使って気分転換しましょう。

 

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おすすめ食材

春は、代謝を助ける苦味のある旬な食材、肝の高ぶりを抑える旬の野菜がおすすめです。脾を助ける甘みのある食材も取り入れましょう。生物や冷たいものはさけ、温かいものをいただきましょう。

菜の花、春菊、セロリ、タケノコ、菊花、キャベツ、ニンジン、大豆、柑橘類など

おすすめハーブティー

ダンディライオン+ペパーミント

肝を助けてデトックス、胃の調子を整えて、ほてりが気になる時にも。

ネトル+エルダーフラワー

花粉症の方におすすめ、デトックス効果も期待できます。

緑茶+菊花+くこの実

身体の余分な熱をとる緑茶に、目のトラブルに効く菊花とくこの実を加え、頭部もすっきりリフレッシュ&リラックスできます。

ジャーマンカモミール+チンピ

チンピは気の巡りを良くして胃腸の調子を整え、デトックス効果も。胃腸の調子を整え、リラックスできるジャーマンカモミールとの組み合わせ。

ジャスミンティー+ローズ

自律神経を整えるのに役立ちます。イライラ気持ちが沈んだ時におすすめです。

黒豆茶+ナツメ

水分代謝を良くして、デトックス効果も期待できます。胃腸の調子を整え、気持ちが穏やかになるナツメと組み合わせて、ほっこりしたい時におすすめです。

 

 

寒暖差が激しい春を元気に健康に過ごせるように、日々養生、ハーブティーや薬膳茶を取り入れてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

花粉症の養生

春一番が吹いて、花粉症の症状が出始めた方もいるのではないでしょうか。

漢方では風邪(ふうじゃ)が鼻水やくしゃみなどの花粉症の症状に影響すると考えます。

 

 

漢方での花粉症の考え方

漢方では肺の病は鼻に現れるというように、肺は鼻の症状と深い関係があります。肺には体表部の防衛機能があり、肺機能が落ちると、邪気(細菌、ウイルス、アレルゲンなど)が侵入しやすくなり、鼻の症状が現れると考えます。

肺の防衛機能が風邪(ふうじゃ)より弱いと花粉症にかかりやすくなります。

原因を知り体質を改善することが大切です。

気(生命エネルギー)が足りず(気虚)免疫力が下がる、また体を温める力がなく(陽虚)体が冷えていたり、脾肺腎の機能が低下して余分な水分がたまり花粉症の原因になります。

脾の機能低下 消化器官の働きが弱いと水分代謝が悪くなり、花粉症の原因となります。

肺の機能低下 防衛機能(免疫力)が弱っていると風邪(ふうじゃ)により花粉症にかかりやすくなります。

腎の機能低下 機能が弱ると体を温めることができず、冷えて水分代謝が落ち、花粉症の原因になります。

脾肺腎を強化することが症状の軽減に繋がります。

余分な水分、湿がたまる(水滞)ことで、寒熱を発生してしまい花粉症を発症します。

湿と熱により黄色い鼻水、鼻詰まり、目の充血などの花粉症の症状を悪化させます。

 

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花粉症の養生

漢方で花粉症の症状を軽くするために、症状が出ている時の養生と、症状が出ていない時に体質を改善する養生があります。

症状が出ている時の養生

症状が出ている時は、寒邪によるものか、熱邪によるものかを見分けて対処します。

風寒邪が原因の場合

肺の機能が阻害され余分な水分が鼻から溢れ出します。湿邪が多いと症状は悪化し、水様性の無色の鼻水とくしゃみがひどくなります。体を冷やさないようにして温め、寒邪を散らすことが大切です。

花粉症によく使われる漢方小青竜湯はこちらのタイプの時に効果的です。

おすすめ薬膳茶

黒豆茶&ほうじ茶、紅茶&シナモン

風熱邪が原因の場合

余分な熱が体にこもってしまいます。黄色やドロっとした鼻水、目の痒みや充血、喉が渇いたりする場合体の余分な熱をとるようにしましょう。

おすすめ薬膳茶

緑茶&菊花、緑茶&ペパーミント、タンポポコーヒー

目の症状が強い時は、菊花&くこの実もおすすめです。

症状が穏やか、出ていない時期の養生

余分な水分を身体に溜め込まないことが大切です。小豆や黒豆、ハトムギなど水はけをよくする食材を取り入れましょう。

水分や生野菜の摂りすぎは脾胃の負担になり冷えにつながり、水分代謝が低下します。普段から穀類豆類火を通した根菜類や緑黄色野菜などを中心にしましょう。

冷えがある方は、ネギやニンニクなど体を温める食材を積極的に摂りましょう。

気を補うために睡眠をしっかりとることも大切です。

と大腸は表裏関係にあるので、腸内環境を改善し便通を整えることが大切です。

は冬の時期に負担がかかりやすいので、下半身の冷えには特に注意しましょう。黒い食べ物、黒豆、黒胡麻などは腎を補います。

 

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花粉症や鼻水、鼻詰まりの症状には普段からの養生が大切です。一度生活習慣を見直し、バランスが取れた食事を摂るように心がけましょう。

症状が強く出ている時期は上手に医薬品を利用して、おすすめ薬膳茶も試してみてください。