「若さを取り戻すハーブ」とっても気になりますよね。永遠の青年を意味する「万年郎」とも言われるローズマリーは、強力な抗酸化成分が含まれ、アンチエイジング作用など様々な効果が期待できます。料理などにも使われる身近なハーブ、ローズマリーを紹介します。
ローズマリーとは
シソ科マンネンロウ属、地中海沿岸が原産の植物です。小さく細長い葉に清涼感のある独特な香りがし、たっぷりと芳香成分を含んでいて、「精油」により葉を触るとベタっとします。
学名は「Rosmarinus officinalis」、Rosmarinusはラテン語で海のしずくを意味します。青色の小さな花を咲かせることが由来です。聖母マリアが、青いマントを白い花が咲くローズマリーの木にかけたところ、花が青色に変わったことから、この木のことを「マリアのバラ」ローズマリーと呼ぶようになったという伝説があります。
古くから世界中で親しまれ、古代ギリシャでは神に捧げる植物として重んじられ、学生達には記憶力を良くするハーブとして知られていました。ハンガリーの王妃がローズマリーを使ったハンガリアンウォーターのおかげで、元気と若さを取り戻したそうです。
ローズマリーの嬉しい効果
含有成分:精油(シネオール、αピネン、カンファー、ボルネオール、ベルベノンなど)、ロスマリン酸、クロロゲン酸、カフェ酸、カルノソール、ロスマノール、ルテオリンなど
注意が必要な方
妊娠中の方、高血圧、てんかんの持病をお持ちの方、小さいお子さん
ローズマリーのハーブティー
ローズマリー独特の香りと少し苦味があります。血液の循環を良くしてくれるので、冷えを感じた時や肩こりの時におすすめです。心身の疲労を感じた時に飲むとリフレッシュできます。飲みにくい時は、ペパーミントやレモングラスなどとブレンドがおすすめです。紅茶に加えても飲みやすいと思います。(ハーブティーは食品です)
ハーブティーを淹れるのに便利です
|
一人分のお茶や
ローズマリー精油
ローズマリーは同じ種類の植物でありながら、精油の構成成分が大きく異なります。成分として3タイプあり、それぞれ特有の香りや作用があります。アロマテラピーで使う時は、レモンやレモングラス、ゼラニウムなどの精油とブレンドするのもおすすめです。
- シネオール:刺激が少なくすっきり爽やかな香り。
- カンファー:刺激的でシャープな香り。
- ベルベノン:スーッとする爽やかな香り。
ローズマリーの様々な使い方
ローズマリーティー、アロマテラピーだけでなく、料理では肉や魚の臭み消しに、オリーブオイルに漬け込んでハーブオイルにすると、いつもの料理を手軽にランクアップできます。小袋に入れてクローゼットに吊るしたり、リースにして飾ると爽やかな香りが楽しめます。私は息子が受験の時、ローズマリースプレーを作って、子供部屋に振りまいていました。
鉢植えのローズマリーを育てて使うのもいいですね。地植えにすると切っても切ってもどんどん育ちますよ!私の家のローズマリーは大変なことになっていて、とても使いきれません。
今後、ローズマリーの様々な使い方を詳しく紹介するブログも書きたいと思っています。
まとめ
ローズマリーには強力な抗酸化作用を持つロスマリン酸をはじめとする様々なポリフェノールが含まれます。多く含まれる精油の香り成分は、集中力を高めたりリフレッシュするのに役立ちます。
若さを取り戻すハーブと言われるのも納得できますね。気軽にホームセンターなどでも購入できるローズマリーを育ててみてはいかがでしょうか。私も元気に育ってくれているローズマリーをもっと活用したいと思います。