myherbs’s diary

気軽に楽しんでいただけるハーブや薬膳を紹介していきます。

寒い日にお腹から温まるスパイスハーブ

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

アップルパイなどのお菓子に使われ甘い独特な香りが美味しさを引き立てるスパイスハーブ、シナモン。八ツ橋もシナモンが美味しい。コーヒーチェーン店にはシナモンパウダーが置いてあり、手軽に一振りで風味をプラスすることができますね。子供の頃、ニッキ飴は美味しくなかった思い出があります。シナモンはとても身近なハーブです。

寒い季節に常備してほしいスパイスハーブ、シナモンについて紹介します。

 

シナモンとは

学名:Cinnamomum vrrum,Cinnamomum zeylanicum

和名:セイロンケイヒ、セイロンニッケイ

科名:クスノキ科

使用部位:樹皮

シナモンは南インドスリランカなどの熱帯地方や中国、ベトナム原産のスパイスハーブです。数千年も前から東西の伝統医学に用いられおり、世界最古のスパイスの一つと言われています。紀元前4000年頃からエジプトでミイラを保存するための防腐剤として使われたり、儀式にも使われていたそうです。日本には8世紀前半に乾燥されたシナモンが薬として伝えられました。

 

シナモンの成分

アルデヒド、オイゲノールなどの精油、タンニン、オリゴメリックプロシアニジンなど

シナモンの嬉しい効果

  • 消化機能を良くする
  • お腹の張りを改善
  • 抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用
  • 血糖調節作用
  • 血流を改善

メディカルハーブとして使う時は、樹皮に1〜2%の精油を含むものを用います。精油は桂アルデヒドやオイゲノールを含み、強力な抗菌作用や抗真菌作用、抗ウイルス作用を発揮します。ドイツのコミッションEモノグラフ(ドイツでハーブを医薬品として利用する際の安全性などを承認する機関)ではシナモンの樹皮のハーブティーを腹部膨満感や鼓腸、胃液の分泌調整に使います。

注意が必要な方:シナモンにアレルギーのある方は注意。妊娠中の方は控えめにしましょう。

漢方でのシナモン

生薬名:桂皮

陽虚、温める力が不足して冷えている方に用います。食欲不振、胃もたれ、消化不良時の健胃、整腸作用があります。冷えからくる腹部や関節などの痛みを和らげ、排尿障害、下痢などにも有効です。瘀血(血の滞り)を改善するので、月経痛や月経前症候群にも効果的。

気虚冷え性、温める力が足りない方、瘀血で血の滞りが悪く冷えを感じるかたにおすすめです。

気虚?瘀血?↓こちらの記事をご覧ください。

herbs-healthy.com

 

シナモンは大熱、強く温めるので、暑がりの方やお子さんには注意が必要です。

 

 

シナモンを楽しもう

コーヒーにシナモン

コーヒーを飲む時はにシナモンパウダーをフリフリ。コーヒーは少し体を冷やす作用があるので、冷えが気になる方はシナモンを加えて飲むのがおすすめです。甘みを加えたい時は黒糖がいいですね。

 

紅茶にシナモン

紅茶になつめとシナモンをプラス。紅茶は体を温め、気持ちが落ち着く作用があります。気持ちを穏やかにして、胃腸の働きを整えるなつめ、シナモンを加えれば、寒くて胃腸の調子が良くない時にピッタリな飲み物になります。ミルクティーにしたり、黒糖や蜂蜜を加えてもおいしくなります。

ミルクティーにシナモンパウダーをフリフリするだけでもとても温まります!

 

シナモンでホットワイン

赤ワインが余ってしまった時は、ホットワインはどうでしょう。

赤ワイン

シナモンスティック

クローブなど他にもスパイスがあれば

レモン、蜂蜜や砂糖を加えて火にかけ、少しアルコールが抜けるくらい加熱すれば出来上がり。

身体の芯から温まるホットワインの出来上がりです。

赤ワインとシナモンパウダーだけで簡単ホットワイン

耐熱カップでワインを50秒ほど温め、蜂蜜や砂糖をお好みで加え、シナモンパウダーをフリフリで完成です!すぐに完成、いつでも楽しめます。

 

風邪予防のブレンドハーブティー

シナモン、エキナセアジャーマンカモミール

免疫力アップ、心身ともに温まりホッとできるハーブティーです。


身近なハーブシナモン、バタートーストにシナモンシュガーをフリフリ、ヨーグルトやリンゴなどにフリフリしても美味しいですね。

寒い日はシナモンをフリフリ、冷え対策に役立ててください。