「不老長寿のお茶」と聞くと、絶対飲みたい!と思いますよね。ノンカフェインで、若さを保ち、便秘やアレルギー症状の改善も期待できるルイボスティーは、ティーバッグはもちろん、ペットボトルでも売っていて、健康志向の高い方を中心に人気があります。
今回はとても人気のあるハーブ、ルイボスティーを紹介します。
ルイボスはとっても貴重な植物
ルイボスは南アフリカ共和国特産のハーブで、しかも希望峰に程近いシェダーバーク山脈の周辺にしか生育しないことで知られています。
マメ科の低木で、この木の葉から作られるお茶をルイボスティーといいます。実はルイボスは南アフリカのみで育つ貴重な植物です。強い日差しと昼夜の寒暖差が30度以上になることもある過酷な環境で育ちます。周辺の先住民の人々に「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」として飲まれてきました。
18世紀後半にスウェーデンの植物学者が欧米に紹介したことから急速に欧米やアメリカに広まりました。日本では、老化に関わる活性酸素を取り除く効果が高いことで話題になり、現在では認知度も高く、様々な効果が報告されています。
ルイボスティーの様々な成分
フラボノイド(アスパラチン、ルテオリンなど)、タンニン、ミネラル(カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛、セレンなど)、フェノール酸など
ノンカフェイン
紅茶や緑茶、コーヒーなどに含まれるカフェインは、ルイボスティーには含まれていません。妊娠中や授乳中の方、お子さんでも飲みやすいお茶です。夜のリラックスタイムにもおすすめです。
カリウムと多くのフラボノイドが含まれているので、妊娠している方やカリウムの制限を受けている方、お子さんなどは過度に飲みすぎないように注意しましょう。
ルイボスティーの作用
- 抗酸化作用(細胞の老化を抑える)、緑黄色野菜の数倍から数十倍というデータもあります。活性酸素を除去するだけでなく、体内に備わっている抗酸化力を持った酵素を活性化させる作用も。
- 代謝促進(新陳代謝を良くする)
ルイボスティーの嬉しい効果
- 便秘対策:マグネシウムが硬くなった便を柔らかくします。整腸作用も期待できます。
- 冷え性改善:新陳代謝、巡りを良くします。
- むくみ改善:カリウムが利尿作用を促します。
- 抗アレルギー:アスパラチンというフラボノイドがアレルギー症状を改善。
- 老化防止:活性酸素を抑えることで細胞の老化を遅らせます。
- 美肌効果:活性酸素を抑え、新陳代謝を良くするのでシミ、シワたるみに対する効果が期待できます。ミネラル、ビタミンなど美肌に必要な成分が多く含まれます。
- 生活習慣病予防:抗酸化作用が強く血管の老化を防ぎます。
ルイボスティーの種類
ルイボスティーとグリンルイボスティー(非発酵ルイボスティー)
作り方、乾燥方法の違い
従来のルイボスティーは茶葉を小高く積みあげ、水を与えて6~8時間発酵させます。この工程によりルイボスの葉は緑色から赤茶色へ色が変化します。
それに対してグリーンルイボスティーは、あえて乾燥加工を行い発酵の時間をとらないので、茶葉の色も緑色のままです。乾燥設備が必要であったり、発酵しないように管理するのに手間がかかるため価格が高くなります。
効果の違い
ルイボスティーは発酵過程により、独特の香りや味を引き出していますが、発酵過程によりミネラルやフラボノイドなどの成分が失われています。
グリーンルイボスティーはこの発酵工程がないため、有効な成分が損なわれることなく通常のルイボスティーよりも高い効果が期待できます。特にアスパラチンというフラボノイドが豊富に含まれ、高い抗酸化作用が期待できます。
味の違い
ルイボスティーは発酵による独特な香りと味わいが魅力ですが、飲みにくいと感じる方もいらっしゃるかと思います。グリーンルイボスティーは香りや味もクセがなくとても爽やかでさっぱり飲みやすいです。
ルイボスティーのアレンジ
ルイボスティーはオレンジや白桃など色々なフレーバーティーが楽しめます。
先日お友達にいただいたルイボスティー
ラフランスは初めてです。飲むのが楽しみ😍
ローズヒップやジャーマンカモミールなどのハーブとブレンドしたり、黒豆や生姜を加えても美味しい。黒豆や生姜には通常のルイボスティーが合うと思います。
ルイボスティーはクセがあって苦手と思う方や初めての方、高い効果を期待している方にはクセのない爽やかなグリーンルイボスティーをおすすめします。独特な風味のある発酵したルイボスティーは好き嫌いが分かれるかもしれませんが、グレードによっても味の違いがあるので、自分好みのルイボスティーを探してみてください。フレーバーティーも飲みやすい😊
不老長寿のお茶と言われるだけの効果が期待できるルイボスティーを是非健康と美容に役立ててください。
これからも気軽に楽しめるハーブティーを紹介していきます。