myherbs’s diary

気軽に楽しんでいただけるハーブや薬膳を紹介していきます。

免疫力を高めるのにおすすめハーブ

朝晩涼しくなってきました。寒暖差によって風邪をひいてしまっている方も多いようです。気温と湿度が下がると、風邪などのウイルスにとっては活動しやすい環境になります。とても暑かった夏の疲れで免疫力も下がっていることも。今回は免疫力を高め、風邪やインフルエンザなどを予防するハーブ、エキナセアを紹介します。

 

エキナセアについて

学名:Echinacea angstifolia,E pallida,E purpurea

キク科のエキナセア属の中でもメディカルハーブで用いられるのは上記3種類です。

夏から秋にかけて紫色の花を咲かせます。花の中央がトゲのように見えることから、ギリシャ語でハリネズミを意味する「echinos」を語源としてエキナセアと名付けられました。中心から放射線状に広がる花びらが日に日に垂れ下がっていき、その姿がバレンと呼ばれる江戸時代の火消しが用いた纏いの飾りに似ていることから、「ムラサキバレンギク」という和名になったそうです。

エキナセアは北米の先住民が最も大切にしたハーブで風邪や伝染病の治療に用いられました。1800年代にはアメリカで治療薬として使われるようになり、エキナセアに対する注目が高まりました。その後19世紀末にヨーロッパに紹介され栽培が始まり、戦後はドイツを中心にエキナセアの科学的研究が進められ、免疫機能を高める作用や抗ウイルス作用などの有効性や安全性が確認されました。現在イギリスやドイツではエキナセアを医療用に取り扱っており、アメリカではサプリメントも流通しています。

エキナセアの作用

  • 免疫機能を高める
  • 抗菌、抗ウイルス作用
  • 抗アレルギー作用
  • 炎症を抑える作用
  • 外用で傷を治す

エキナセアの嬉しい効果

  • 風邪やインフルエンザを予防する効果
  • 花粉症などアレルギー症状を緩和する効果
  • 尿道炎、膀胱炎などの泌尿器系のお悩みに効果的
  • 治りにくい傷を改善(外用)

次の方は飲まないようにしてください

キク科アレルギーの方

結核白血病膠原病多発性硬化症エイズHIV感染およびその他の自己免疫疾患のような進行性疾患(ドイツでハーブを医薬品として利用する際の安全性などを承認する機関、ドイツコミッションE)

服用する時の注意事項

ドイツコミッションEモノグラフでは使用期間を8週間以内としているので、1日3回など医薬品のように服用継続する場合は注意してください。

イギリスの医薬品に関する機関では、12歳以下は禁止、ドイツコミッションEでは6歳以下1/2としています。(ハーブを医薬品として使用)

小さいお子さんは控えめにするようにしてください。

エキナセアハーブティー

草の香り、独特な風味があります。飲みにくい場合は他のハーブとブレンドするのがおすすめです。風邪の予防や風邪気味の時にはエルダーフラワー、疲れた時や乾燥が気になる時はローズヒップやハイビスカスがおすすめです。

エルダーフラワーについての過去の記事はこちら↓

herbs-healthy.com

 

エキナセアのチンキ

秋冬に向けて、うがいにも使えるエキナセアチンキを作りました。

チンキとは有効成分をアルコールで抽出する方法で、水溶性と脂溶性の両方の成分を取り出せます。

材料

エキナセア 4g、ウォッカ 100ml

作り方

  1. 消毒済のビンにエキナセアを入れ、エキナセアが完全に浸る量のアルコールを注ぎ、瓶の蓋を閉めます。(日付ラベルを貼ります)
  2. 1日に1回、ビンを振って中身を混ぜながら、2週間つけ込みます。
  3. 茶漉しやコーヒーフィルターなどを使ってこし、保存容器に入れます。
  4. チンキ数滴をカップ半分の水に垂らしてうがいをします。またはお湯、ハーブティーや紅茶などに数滴たらして飲用。水で4から10倍に薄めて傷口に使用します。

保存期間は冷暗所で1年です。

まとめ

免疫を高めるハーブエキナセアは草っぽくて少し飲みにくいかもしれませんが、他のハーブとブレンドしたり、チンキを紅茶などに垂らすことで美味しく、エキナセアの恩恵を受けることができます。はちみつを加えると潤いアップ、美味しくておすすめです。ハーブの力を借りて元気に過ごせるといいですね。

 

 

若さを取り戻すと言われているハーブ

「若さを取り戻すハーブ」とっても気になりますよね。永遠の青年を意味する「万年郎」とも言われるローズマリーは、強力な抗酸化成分が含まれ、アンチエイジング作用など様々な効果が期待できます。料理などにも使われる身近なハーブ、ローズマリーを紹介します。

 

ローズマリーとは

シソ科マンネンロウ属、地中海沿岸が原産の植物です。小さく細長い葉に清涼感のある独特な香りがし、たっぷりと芳香成分を含んでいて、「精油」により葉を触るとベタっとします。

学名は「Rosmarinus officinalis」、Rosmarinusはラテン語で海のしずくを意味します。青色の小さな花を咲かせることが由来です。聖母マリアが、青いマントを白い花が咲くローズマリーの木にかけたところ、花が青色に変わったことから、この木のことを「マリアのバラ」ローズマリーと呼ぶようになったという伝説があります。

古くから世界中で親しまれ、古代ギリシャでは神に捧げる植物として重んじられ、学生達には記憶力を良くするハーブとして知られていました。ハンガリーの王妃がローズマリーを使ったハンガリアンウォーターのおかげで、元気と若さを取り戻したそうです。

 

 

ローズマリーの嬉しい効果

含有成分:精油(シネオール、αピネン、カンファー、ボルネオール、ベルベノンなど)、ロスマリン酸、クロロゲン酸、カフェ酸、カルノソール、ロスマノール、ルテオリンなど

注意が必要な方

妊娠中の方、高血圧、てんかんの持病をお持ちの方、小さいお子さん

 

ローズマリーハーブティー

ローズマリー独特の香りと少し苦味があります。血液の循環を良くしてくれるので、冷えを感じた時や肩こりの時におすすめです。心身の疲労を感じた時に飲むとリフレッシュできます。飲みにくい時は、ペパーミントやレモングラスなどとブレンドがおすすめです。紅茶に加えても飲みやすいと思います。(ハーブティーは食品です)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【公式ショップ】HARIO ワンカップティーメーカー NW
価格:1,760円(税込、送料別) (2023/10/12時点)

一人分のお茶やハーブティーを淹れるのに便利です

 

ローズマリー精油

ローズマリーは同じ種類の植物でありながら、精油の構成成分が大きく異なります。成分として3タイプあり、それぞれ特有の香りや作用があります。アロマテラピーで使う時は、レモンやレモングラスゼラニウムなどの精油ブレンドするのもおすすめです。

  • シネオール:刺激が少なくすっきり爽やかな香り。
  • カンファー:刺激的でシャープな香り。
  • ベルベノン:スーッとする爽やかな香り。

ローズマリーの様々な使い方


ローズマリーティーアロマテラピーだけでなく、料理では肉や魚の臭み消しに、オリーブオイルに漬け込んでハーブオイルにすると、いつもの料理を手軽にランクアップできます。小袋に入れてクローゼットに吊るしたり、リースにして飾ると爽やかな香りが楽しめます。私は息子が受験の時、ローズマリースプレーを作って、子供部屋に振りまいていました。

鉢植えのローズマリーを育てて使うのもいいですね。地植えにすると切っても切ってもどんどん育ちますよ!私の家のローズマリーは大変なことになっていて、とても使いきれません。

今後、ローズマリーの様々な使い方を詳しく紹介するブログも書きたいと思っています。

私の家のローズマリー

まとめ

ローズマリーには強力な抗酸化作用を持つロスマリン酸をはじめとする様々なポリフェノールが含まれます。多く含まれる精油の香り成分は、集中力を高めたりリフレッシュするのに役立ちます。

若さを取り戻すハーブと言われるのも納得できますね。気軽にホームセンターなどでも購入できるローズマリーを育ててみてはいかがでしょうか。私も元気に育ってくれているローズマリーをもっと活用したいと思います。

 

 

 

急なのぼせや汗、なんとかしたい時のおすすめハーブティー

今年の夏は暑かったですね。まだ暑い。アラフィフ、更年期真っ只中の私はとうとうホットフラッシュ?それともみんな暑いの?クーラーが効いて涼しいなと思っていると急にカーっと上半身が熱くなったり、クーラーを効かせて寝ているのに朝方急に熱くのぼせて起きてしまったり。このような症状に効果的なハーブを紹介します。

 

ホットフラッシュとは?

40代後半から50代の更年期によく見られる上半身や頭部が突然カーっと熱くなったり、大量の汗が出たりする症状です。女性ホルモンのエストロゲンの減少による自律神経の乱れに加え、ストレス、寝不足、運動不足など生活習慣の乱れによって起こります。更年期でなくても、ストレスなどによる自律神経の乱れにより症状が出ることがあります。

 

  

おすすめハーブはセージ

セージに含まれるサルビアタンニンには収れん作用や発汗を抑える作用があり、ホットフラッシュの予防や改善、寝汗の緩和に役立ちます。女性ホルモンに似た働きを持ち、ホルモンバランスを調整することにより症状を緩和します。

セージの様々な作用と効果

  • 喉の腫れ、咳痰の緩和
  • 歯肉炎、口内炎の予防改善
  • 消化促進
  • 発汗抑制、母乳分泌抑制
  • 月経障害、更年期の諸症状の改善

抗酸化、抗菌、抗真菌、収れん作用などにより様々な作用があり、全身の健康を守る長寿のハーブとも言われます。

セージの種類

今回紹介している、お茶におすすめセージは、Salvia officinalis(コモンセージ)です。

アロマテラピーでは、Salvia sclarea(クラリセージ)精油を使います。

ヨガや瞑想にお香のように焚くものは、Salvia apiana Jeps(ホワイトセージ)です。

汗を抑えたい時のハーブティーの服用方法

発汗などには熱湯で5分ほど抽出した後、冷ましてから飲むようにしてください。前回紹介したこもった熱を冷ます作用がある緑茶とブレンドすると飲みやすくなります。(ハーブティーは食品です)

 

herbs-healthy.com

注意事項

高用量の3週間以上の連続使用は避けてください。

妊娠中、授乳中の方は使用を避け、糖尿病や高血圧、てんかんなどの持病がある方は注意が必要です。

 

 

ホットフラッシュの漢方の考え方

足元が冷えているのに、上半身にのぼせなどの熱さを感じる場合、体の上下の「寒熱」のバランスが乱れている状態です。お腹や足首を冷やさないようにしましょう。自律神経の乱れ、食生活の乱れ、更年期障害など様々な要因から起こります。

皮膚や目、髪の乾燥を伴ってのぼせがある時は、陰虚」と言って、潤いや余分な熱をさます体の中の必要な水分血液などが足りていない状態です。目を使いすぎない、十分な睡眠をとることが「陰液」(体に必要な潤いや水血)を体の中で作ることに役立ちます。

 

まとめ

セージは様々な作用があり、タンニンの収れん作用により汗を抑えたり、女性ホルモンに似た働きによりホルモンバランスを整えることで更年期から来るホットフラッシュを緩和します。セージのすっきりとした香りはリフレッシュでき、自律神経を整えます。食事、運動、睡眠を見直すことが大切で、更年期の方は、大豆製品を積極的に食事に取り入れることも効果的ですね。

更年期は10年ほどにわたると言われています。私はそろそろ折り返しかな。ハーブやアロマ、薬膳など漢方も取り入れて笑顔で乗り切りたいと思います。

 

緑茶の健康効果について

緑茶は昔から日本人に一番親しまれてきたお茶です。最近は急須を使ってお茶を淹れることはなくても、ペットボトルでよく飲まれている方は多いのではないでしょうか。生活習慣病を予防したり、リラックス効果など多くの健康効果が検証されている緑茶について紹介します。

 

緑茶とは

お茶の歴史は中国から始まり、世界中に広がりました。宗から帰国し、日本に茶を伝えた栄西はその著書「喫茶養生記」に茶の効用を「茶は養生の仙薬であり人の寿命を延ばす妙術である」と記しています。

ツバキ科の学名Camellia sinensis、英名Tea、チャの葉部の不発酵茶が緑茶(グリーンティー)です。半発酵が烏龍茶完全発酵したものが紅茶です。寒さに強い中国種と寒さに弱いアッサム種に分けられますが、緑茶は中国種が起源です。アッサム種に近い品種にはべにふうきがあります。



緑茶の気になる成分と作用

カテキン(タンニン)

緑茶の産地、静岡県では胃がんの発生率が全国平均より低いという調査結果から、茶の機能性について研究が始まり、茶に含まれるカテキン類が注目されるようになりました。代表的なものは「エピガロカテキンガレート」「エピガロカテキン」「エピカテキンガレート」「エピカテキン」の4種類です。

活性酸素の除去による脂質酸化抑制、血中コレステロール抑制、血糖抑制作用が知られています。茶カテキンの50%を占めるエピガロカテキンガレートは研究が進んでいて、抗酸化ストレス、抗発癌、βーアミロイドの生成抑制、動脈硬化抑制、インフルエンザウイルス感染抑制作用等が報告されています。抗菌作用、下痢を抑える効果も。メチル化されたメチル化カテキンは抗アレルギー作用があることがわかっています。

カフェイン(アルカロイド

中枢神経を興奮させる作用によって覚醒作用があります。筋肉中のブドウ糖よりも脂肪をエネルギー源として利用するようになり、持久力が向上します。利尿作用もあります。

テアニン(アミノ酸

脳や神経細胞の興奮を抑えてリラックス効果があり、ストレス緩和や睡眠の質を改善する効果が期待できます。テアニンの研究では、摂取後40分位で副交感神経が活性することがわかっています。

緑茶の嬉しい効果

  • 生活習慣病の予防、ダイエット効果
  • 免疫力の向上
  • リフレッシュ&リラックス効果
  • 抗アレルギー(べにふうきがおすすめ)
  • むくみ改善
  • 下痢症状の緩和
  • 虫歯や口臭予防
  • 美肌効果(ビタミンCをはじめ、ビタミンミネラルも豊富)

注意が必要な方

気管支を広げる薬、中枢神経を刺激する薬を服用中の方は注意してください。カフェインが苦手の方、妊娠授乳中の方、お子さんは飲み過ぎないようにしてください。

 

緑茶を淹れる温度で味や成分が変わります。

  • テアニン(旨み成分)は低温、10度以下でも溶け出します。
  • カテキン(エピガロカテキンガレート)(渋み成分)は60度くらいから溶けだし、80度以上の高温で抽出しやすくなります。
  • カフェインは高温になる程多量に溶け出します。

熱湯で短時間の抽出ではまず先にカフェインが溶け出し、長時間でカテキンが徐々に溶け出します。カフェインとカテキンは結合するため、時間を置くと興奮作用は低下します。

緑茶は淹れる温度によって、味も成分も変わってくるので、生活習慣病予防やダイエット効果を期待する方は高温でエピガロカテキンガレートやカフェインを多めに抽出するといいでしょう。

リラックス効果を期待したり、緑茶の旨み成分をじっくり味わいたい方、カフェインが苦手な方は低温で抽出するのがいいでしょう。

粉末で緑茶の成分をまるごと摂るのもいいですね。

 

薬膳漢方での緑茶の考え方

緑茶は涼性で体にこもった熱を冷まし、頭をすっきりさせる作用があります。消化を促し熱を冷ますので、食後のお茶に最適。水の流れが滞っている方に、水分を排出する効果があります。喉の痛みや皮膚の炎症を和らげます。

 

緑茶を一服

緑茶には様々な成分が含まれ、様々な効果があることがわかっています。紅茶の国イギリスで、健康のために緑茶を飲む方が増えているとか。(紅茶は発酵しているので効果減)

緑茶を一服してほっと一息、日本のお茶文化を大切に心身ともに健康に過ごせたらいいですね。

 

 

 

 

飲むサラダと言われる南米のハーブティー

西洋の紅茶、東洋の茶と並んで南米のマテは世界の三大ティーに数えられます。マテ茶は南米料理、シュラスコのお店などで飲まれたことがあるかもしれませんが、日本ではあまり知られていません。ビタミン、ミネラルが豊富に含まれるため「飲むサラダ」とも呼ばれる心身ともに元気になるマテ茶を紹介します。

 

 

マテ茶とは

マテ茶は主に南米大陸南東部地区(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ)で生産され、モチノキ科のマテの葉を乾燥したものです。パラグアイの民族医学ではマテは神経刺激、利尿、消化促進に用いられ、これがやがて北米からヨーロッパ、さらにはインドへ伝えられアーユルヴェーダ薬局方ではマテを心因性の頭痛や疲労抑うつ、リウマチの痛みに用いられています。ドイツでは精神的および身体的疲労に適用され、フランスでは虚弱や減量プログラムの一環として服用されています。

 

マテ茶の種類

マテ茶にはグリーンタイプと軽く焙煎したローストタイプがあります。ローストタイプは焙煎することにより成分の含有量がグリーンタイプより少し減りますが、香ばしさが加わることで飲みやすくなります。

南米ではマテをひょうたんに入れて熱湯を注ぎ、ボンビーリャと呼ばれる茶こし付きのストローを使用する伝統的な飲み方があります。パラグアイではマテを水出ししたものを「テレレ」と言い、ヤギの乳を加えたもを「コシード」と言います。

マテ茶の作用

  • 精神を高める
  • 利尿作用
  • グリコーゲン分解
  • 脂肪分解

カフェインを1~2%含むため、中枢神経系を賦活するとともに利尿効果をもたらします。クロロゲン酸により糖質の吸収を穏やかにしたり、脂肪燃焼効果が期待できます。ビタミンはB2、B6、C、ミネラルは鉄、カルシウム、カリウムマグネシウム亜鉛など豊富です。抗酸化作用のあるフラボノイドも含まれます。

マテ茶の嬉しい効果

注意が必要な方

気管支拡張薬、中枢神経を刺激するような薬とカフェインとの併用は過度な中枢神経刺激を引き起こすことがあるので注意してください。妊娠中、授乳中の方は摂取量に気をつけてください。お子さんは控えめに。

 

 

マテ茶の美味しい飲み方

苦くて飲みにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。マテ茶は淹れ方で美味しさが変わります。

熱湯での抽出:泡立つほどは沸騰していない熱湯を使いましょう。カフェインはタンニン類よりも早く溶けるので、短時間でいれた方が興奮作用は強く、渋み収斂性は少なく味が良くなります。3分以内の抽出が美味しく感じました。苦味が苦手な方は1分でも。

水での抽出:しっかり洗浄消毒した容器に茶葉(ティーバッグ)に水を注ぎ、6時間から8時間抽出します。冷蔵庫で保存してもしっかり抽出できます。抽出中に雑菌が入らないように注意しましょう。カフェインやタンニンなど、高温で溶出する成分が抑えられ、苦味や渋みも抑えられます。カフェイン制限されている方、苦手な方は水出しがおすすめです。

ミルクや砂糖、蜂蜜などを加えるともっと飲みやすくなりますよ。



マテ茶のおすすめ

世界三大ティーの一つに数えられる南米のマテ茶は飲むサラダと言われるだけあって、ビタミンミネラルさらにフラボノイドがとても豊富です。心身ともに元気になるだけでなく、ダイエット効果が期待できたり、生活習慣病の予防効果もあります。肉類を多く食べる南米の人達が、植物の有効成分を摂取するのにマテ茶を日常的に飲んでいるのはとても理にかなっていますね。気軽にティーバッグでも飲むことができるので、野菜が苦手な方、肉類を多く食べて野菜不足が気になる方、元気になりたい方、ダイエットをしたい方など是非マテ茶を試して見てください。

 

風邪かな?と思った時におすすめのハーブ

可愛くて小さなクリーム色のお花。マスカットに似た甘い香りと優しい味。くしゃみ、鼻水、風邪をひいたかもと感じたら、エルダーフラワーがおすすめです。

 

エルダーフラワーは、ヨーロッパではとても馴染みの深いハーブです。欧米でインフルエンザの特効薬とも呼ばれ、発汗、利尿作用に優れています。今回は風邪?アレルギー?と思った時に飲んでいただきたいエルダーフラワーを紹介します。



 

 

エルダーフラワーとは

イギリスやヨーロッパ各地に生息するスイカズラ科(レンブクソウ科)の針葉樹で、和名は西洋ニワトコと言います。樹高は2~10mほどに成長し、初夏には小さなクリーム色の花をすずなりにつけます。古くから魔除けの力があると言われ、北欧では精霊が住む木とされ、様々な伝説や神話が残されています。アメリカ先住民の伝統医学にも使われてきました。

エルダーという植物の花の部分をエルダーフラワーとしてハーブティーにしたり、コーディアル(イギリスなどで伝統的に作られているハーブシロップ)にしてよく飲まれています。

果実部分(エルダーベリー)はアントシアニンを豊富に含み、生活習慣病を予防したり、眼精疲労を改善する効果が期待できます。



エルダーフラワーの作用

  • 発汗作用
  • 利尿作用
  • 抗アレルギー作用

 

エルダーフラワーの嬉しい効果

  • 初期の風邪やインフルエンザの改善
  • 花粉症のくしゃみ、鼻水、鼻詰まりの症状の改善
  • むくみの改善
  • 体内に溜まった毒素の排出

 

風邪?と思った時の効果的な飲み方

熱湯を注いで蓋をして5分間抽出したものをできるだけ熱いうちに飲んでください。蓋をすることで有効な成分をカップ内にとどませる事ができます。蓋を途中で外して、芳香成分を鼻からゆっくり吸い込む方法も脳や肺にも直接有効成分が届くので、風邪の症状に効果的です。



ティーバッグの紹介

ハーブティーは食品です


原材料名:アップル、レモングラスローズヒップ、エルダーフラワー、スウィートブラックベリーリーフ、チコリ、レモンマートル、レモンピール、クエン酸

レモンの酸味が加わりフルーティーで爽やかなハーブティーです。そのままでも美味しいですが、蜂蜜を加えたらお子さんでも飲みやすと思います。

 


原材料名:ホワイトハイビスカス、アップル、オレンジピールナツメグブラックベリーリーフ、キャロブロースト、ステビア、シナモン、塩、エルダーフラワー、香料

アップル、エルダーフラワーの甘く爽やかな風味とスパークリングワインフレーバーによる芳醇な白ぶどうの香りが合わさった、華やかなハーブティー生活の木さん引用)

水出しで飲んでみました。スパイシーで爽やかさっぱりなハーブティーでした。少し大人っぽいお味。フルーツを加えても美味しそうです。

 

ハーブでセルフケア

今回はエルダーフラワーを紹介しました。風邪かもと思ったら早めに飲むのがポイントです。まだまだ暑い日が続いているので、水出しハーブティーも淹れてみました。爽やかなエルダーフラワーは暑い日にもぴったりです。エルダーフラワーは特に風邪などの症状に効果が期待できますが、忙しい時、ストレスを感じた時におすすめです。お子さんには甘いコーディアルが飲みやすいと思います。ティーバッグを使って簡単に作ることができるので、ローズヒップの記事を参考にしてください。

 

herbs-healthy.com

ハーブティーを気軽に簡単に楽しく、美容や健康に役立てていただけると嬉しいです。

 

 

ラクだから続く、健康になれるchocozap

 

不老長寿のハーブティー

「不老長寿のお茶」と聞くと、絶対飲みたい!と思いますよね。ノンカフェインで、若さを保ち、便秘やアレルギー症状の改善も期待できるルイボスティーは、ティーバッグはもちろん、ペットボトルでも売っていて、健康志向の高い方を中心に人気があります。

今回はとても人気のあるハーブ、ルイボスティーを紹介します。

 

ルイボスはとっても貴重な植物

ルイボスは南アフリカ共和国特産のハーブで、しかも希望峰に程近いシェダーバーク山脈の周辺にしか生育しないことで知られています。

マメ科の低木で、この木の葉から作られるお茶をルイボスティーといいます。実はルイボスは南アフリカのみで育つ貴重な植物です。強い日差しと昼夜の寒暖差が30度以上になることもある過酷な環境で育ちます。周辺の先住民の人々に「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」として飲まれてきました。

18世紀後半にスウェーデンの植物学者が欧米に紹介したことから急速に欧米やアメリカに広まりました。日本では、老化に関わる活性酸素を取り除く効果が高いことで話題になり、現在では認知度も高く、様々な効果が報告されています。

 

 

ルイボスティーの様々な成分

フラボノイド(アスパラチン、ルテオリンなど)、タンニン、ミネラル(カリウムマグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛、セレンなど)、フェノール酸など

 

ノンカフェイン

紅茶や緑茶、コーヒーなどに含まれるカフェインは、ルイボスティーには含まれていません。妊娠中や授乳中の方、お子さんでも飲みやすいお茶です。夜のリラックスタイムにもおすすめです。

カリウムと多くのフラボノイドが含まれているので、妊娠している方やカリウムの制限を受けている方、お子さんなどは過度に飲みすぎないように注意しましょう。

 

ルイボスティーの作用

  • 抗酸化作用(細胞の老化を抑える)、緑黄色野菜の数倍から数十倍というデータもあります。活性酸素を除去するだけでなく、体内に備わっている抗酸化力を持った酵素を活性化させる作用も。
  • 代謝促進(新陳代謝を良くする)

 

ルイボスティーの嬉しい効果

  • 便秘対策マグネシウムが硬くなった便を柔らかくします。整腸作用も期待できます。
  • 冷え性改善:新陳代謝、巡りを良くします。
  • むくみ改善カリウムが利尿作用を促します。
  • 抗アレルギー:アスパラチンというフラボノイドがアレルギー症状を改善。
  • 老化防止活性酸素を抑えることで細胞の老化を遅らせます。
  • 美肌効果活性酸素を抑え、新陳代謝を良くするのでシミ、シワたるみに対する効果が期待できます。ミネラル、ビタミンなど美肌に必要な成分が多く含まれます。
  • 生活習慣病予防:抗酸化作用が強く血管の老化を防ぎます。

 

 

ルイボスティーの種類

ルイボスティーとグリンルイボスティー(非発酵ルイボスティー

ルイボスティー、左グリーンルイボスティー
作り方、乾燥方法の違い

従来のルイボスティーは茶葉を小高く積みあげ、水を与えて6~8時間発酵させます。この工程によりルイボスの葉は緑色から赤茶色へ色が変化します。

それに対してグリーンルイボスティーは、あえて乾燥加工を行い発酵の時間をとらないので、茶葉の色も緑色のままです。乾燥設備が必要であったり、発酵しないように管理するのに手間がかかるため価格が高くなります。

 

効果の違い

ルイボスティーは発酵過程により、独特の香りや味を引き出していますが、発酵過程によりミネラルやフラボノイドなどの成分が失われています。

グリーンルイボスティーはこの発酵工程がないため、有効な成分が損なわれることなく通常のルイボスティーよりも高い効果が期待できます。特にアスパラチンというフラボノイドが豊富に含まれ、高い抗酸化作用が期待できます。

ルイボスティー、右グリーンルイボスティー

 

 

味の違い

ルイボスティーは発酵による独特な香りと味わいが魅力ですが、飲みにくいと感じる方もいらっしゃるかと思います。グリーンルイボスティーは香りや味もクセがなくとても爽やかでさっぱり飲みやすいです。

 

ルイボスティーのアレンジ

ルイボスティーはオレンジや白桃など色々なフレーバーティーが楽しめます。

先日お友達にいただいたルイボスティー

ラフランスは初めてです。飲むのが楽しみ😍

ローズヒップジャーマンカモミールなどのハーブとブレンドしたり、黒豆や生姜を加えても美味しい。黒豆や生姜には通常のルイボスティーが合うと思います。

 

ルイボスティーはクセがあって苦手と思う方や初めての方、高い効果を期待している方にはクセのない爽やかなグリーンルイボスティーをおすすめします。独特な風味のある発酵したルイボスティーは好き嫌いが分かれるかもしれませんが、グレードによっても味の違いがあるので、自分好みのルイボスティーを探してみてください。フレーバーティーも飲みやすい😊

不老長寿のお茶と言われるだけの効果が期待できるルイボスティーを是非健康と美容に役立ててください。

これからも気軽に楽しめるハーブティーを紹介していきます。

 

 

新鮮な有機野菜、無添加などの安心食品の宅配